城北公園内にある「城北菖蒲園」に行ってきました。
ずいぶん前に行った時は大阪駅から本数の少ないバスに乗った記憶があるのですが
今回は今年3月16日に開通したJRおおさか東線の「城北公園通駅」を利用して出かけました。
駅から城北公園までは徒歩10分~15分程度かかります。
昨日・一昨日となにかイベントをやっていたらしく、作業の方々が足場の解体をしておられました。
どうやらくまモンのショーなどもあったそうで、それはちょっと見たかった。
200円の入場料をお支払いして入ったら丁度満開でそりゃあ綺麗なこと。
人出も平日にしてはなかなかのものでしたが、今日は暑くて皆さん日陰のベンチから鑑賞しておられました。
しかし、ですね、回遊しながら色んな種類の花を楽しめるのはいいのだけど、年明けのスーパーみたいなチープな和風音楽がけっこうな音量でずーっと流れていて、興を削ぐったらない。
あれはなんなんだ?サービスのつもり?
まったくもって邪魔なんだけどなぁ。無音のほうがずっとスッキリして良くない?
葉擦れの音も鳥のさえずりもぶち壊しですかそうですか。
無神経さと音楽そのもののビンボー臭さに参って一気に萎えてしまい、早々に退散してしまいました。残念。
仕方なくトボトボと移動して千林商店街の角屋に甘いものを食べに行きました。
バスに乗る予定がバス停を見つけられず、歩いてみたら20分程度で到着。
壁にブワーッと貼ってあるお品書きを見るだけで機嫌が直る。
ツレは氷ミルク金時、私はおぐら白玉ソフト。
あぁ幸せ。おいしい。飾り気のない見かけでSNS映えはしないかもしれないけれど、まだほのかに暖かい出来立て白玉もアンコもしみじみとおいしい。
暑い中歩いて来たから尚おいしい。角屋が近所にあったらなぁ。おまけにお財布に優しいし。
その後は商店街でなんやかやと買い物をして、ひとまず楽しいおでかけにはなりました。
※ 無理矢理聞かされる音楽の話。
毎日利用する駅でも電車が来るまで沿線の遊園地のスペイン風テーマ曲を聞かされるのよね。あれも中々ストレスです。
10連休も終盤戦となりました。
庭の草抜きや塀のペンキ塗りなど気になったことをこなしつつなんだかんだと過ごしております。
人混みでなく、でも楽しめるところをと言う訳で長居の植物園に出かけて来ました。
お弁当を作らずに「パリーネ」でパンを買っていく計画だったのに人気店なのと同じ事を考える人が多かったのか
店内に入ることも無理な混みかたであきらめました。仕方なく隣のスーパーでお弁当を購入。
これはこれでオツなものでした。外で食べると非日常感が加味されて何でも美味しいです。
薔薇はまだ早め、藤とボタンはもう終わり。
ラベンダーと植え込みのパンジー・ビオラが盛りで楽しめ、広い園内でゆっくり散策できました。
園芸好きやスケッチ愛好家、カメラ好きさんも大勢おられました。植物の多いところって空気も綺麗で気持ちいいです。
長居植物園に出かけたときは大抵そのまま歩いて駒川商店街に行きます。
八百屋さんと花屋さんが多くてこのご時勢にとっても賑わっていて楽しい商店街。
安いんですよね~。ワケあり商品を扱う店も多くて、上手くすると掘り出し物に出会えるのも楽しい。
最近このあたりに立ち寄ると「本のお店スタントン」で締め。ものすごく居心地のいい本屋さんです。
文芸・アートの新刊、古本もありのお店です。店主さんは元アセンス針中野店の店長さんだそうで、なんだかとっても感じのいい方です。
そこで今日のハイライト中野翠の「上等少女趣味101コラム」を購入。昭和57年刊、イラストは上田三根子さん。
中野さんは好きで大概読んでますがここまで古いものは知らなくて、踊りあがりました。
大事に読むつもりでまだパラパラと見ただけですが「ギャルズライフ」に書いたものから再構成したもののようです。
ぎゃ、ぎゃるずらいふ?と驚くものの、イラストも可愛く雑貨、ポップなもの、可愛いものに関してのコラムみたいで本当に楽しみ。
ツレに「これっ、これ欲しいっ。貰ってくるっ」と興奮しながら言ったのを店主さんがレジで聞いておられたようで「懐かしいねぇ。中野翠若いねぇ」と話しかけてくださいました。「うれしいですっ。読むの楽しみ」と言うのにニコニコしておられて、ファンの元にこの本が渡ったな、よしよしと思われたのでは。ものすごい良心価格でしたよ。ありがたい。
そうそう、北園克衛全詩集がありましたよ。欲しい方は急げっ。
※購入することを「貰う」と言うのは古めの関西言葉かも。
標準語でも買うときに「これいただくわ」って言うでしょ?
「もろうてくる」「もろてきた」などと聞いてもかっぱらってきたわけではないので驚かれませぬよう。
とても暖かかった先日、大和郡山市で開催中の「盆梅展」と「大和な雛祭り」に出かけて来ました。
盆梅展は第16回目、ひな祭りは第8回目。どちらも大和郡山の春先の風物詩として話題の催しです。
近鉄郡山駅で下車して盆梅展会場の郡山城跡へ。
ちょうど見ごろの花を楽しめました。いい香り。
ひとつの木に紅白の花が咲いているものはどういう仕組みなんでしょう。そういう種類なのか接木をするのか。
入場料は450円でしたが、65歳以上の方は50円引いてくださるようです。
入り口の張り紙を見たツレが「証明するもの無いね」と話していたら、聞きつけた受付の方が自己申告でいいんですと言ってくださいました。よかったね。
花を楽しんで屋外に出たらなぜか猿まわしをやっていました。
なんで?と思いつつもお猿のけなげな様子とお姉さんの話術についつい見入ってしまいました。お猿さんはよそ見したり毛づくろいしたりで移り気だったけどやるべきときは集中して頑張っていたのでおひねりを奮発してしまいました。2歳のこころちゃんと言ったかな。平日なので20人ほどのお客さんでしたが、皆さんウケてました。お猿可愛いねぇ。猿回しはじめてみました。
で、お雛さまでした。
駅前で頂いた地図を参考に、町中のあちこちに飾ってあるお雛様を拝見しながら散策します。
普通のご家庭、お店、公共施設など、とても全部は見て歩けない量のお雛様が展示してあり、日によっては色々催しも楽しめます。
郡山は城下町。歴史ある古くからの町ですから、立派なお雛様をお持ちの方が多いので、秘蔵せずに町ぐるみでご披露しましょうという町おこしのイベントです。
中でも素晴らしかったのは「町屋物語館」(登録有形文化財「旧川本家住宅」)です。昭和33年まで遊郭だった建物を公開していて、この時期は建物中お雛様を飾っておられます。小部屋がずらりと並ぶ作りに、なるほど遊郭だわと納得しつつ、お部屋ごとのお雛様を堪能しました。古いお雛様は最近珍しい御殿飾りのものが多くて豪華さに見とれました。
で、個人的な今日のハイライトはここから。町屋物語館を出て路地を歩きかけたら目の前に源九郎稲荷神社というのぼりがありまして、せっかくだからお稲荷さんにお参りもしましょうと軽い気持ちで鳥居をくぐりました。
そしたら市川猿之助丈がお参りした痕跡がある。「…?」
中村勘九郎丈お手植えの梅がある。「…??」
「…!!」あーっ、義経千本桜かー。源九郎狐。狐忠信だーっ。うわっ、知らなかった。
何度となく見てきたお芝居なのに、縁の神社がここにおわしますとは。頭の中にチコちゃんが出てきて「ボーッと生きてんじゃねーよ」と叫びましたわ。
急にそわそわとあちこち拝見してお参りしてテンションあがった勢いで、近くの大変美味しい源九郎餅もいただいて大満足の一日になったのでした。
お出かけの際は全てのお雛様を拝見するのは大変なので近鉄郡山駅からJR郡山駅を目指しながら道沿いに見せていただくといいとおもいます。
食事をする場所が少ないのですが、私はやまと郡山城ホールのカステッロというお店でお昼をいただきました。盆梅展は3月10日まで。大和な雛祭りは3月3日まで。
商店街大好きなので、時々訪れる駒川商店街。
シャッター商店街なんて寂しい言葉もありますが、こちらは活気にあふれ、おまけに色々安いです。お買い物しながら散歩して、色々な戦利品を手にそろそろ帰るかなと駅に向かう途中で小さな置き看板を発見。
わき道にそれてすぐの場所に「本のお店スタントン」という洒落た本屋さんがありました。入り口に置いてある文庫の古本ワゴンがなければお洒落カフェと見まごう佇まいです。
本屋さんとみれば入らずにはいられないので早速入店しましたが、古本も新本も扱っておられるようで、私の好きな美術・音楽・食にまつわる本もあり、絵本もたっぷりのセンスあふれる品揃え。
こういう素敵系(?)本屋さんによくある選民意識を感じる尖った印象はなくあくまでも広々ゆったりとした優しい静かな印象なのが良いです。
前にこの道を通った時は気づかなかったので新しいお店なのでしょう。
色々楽しく拝見して、今日買ったのはこの本。
GROOVY SOUL MUSIC 、2012年発行のシンコー・ミュージックのムック本です。表紙デザイン素晴らしい!サム・クックとオーティス・レディング特集!
いいトコ見つけました。またぜひ伺いたいお店です。なにも書いて無い茶無地の袋に入れてくださるのもさらっとしていていいわね。
夜は久々に会う人たちと食事会でした。
色んなビールに燻製料理。美味しかったです。
造幣局の「桜の通り抜け」に行って来ました。
3月末からの気温の高さで、今年の桜は近所の染井吉野も八重桜もかなり早めの開花でした。
造幣局は色んな品種が植えられていていつも見頃が遅めとは言え、花の時期は同じく早まったはず。
今から出かけてももう遅いだろうなと迷いがありました。
造幣局のHPでは「散り初め」とあったので、やっぱり無理ねと一度あきらめたのですが、近くでの用事がたまたま早く終わり、時間が出来てしまったので思い直して出かけて来ました。
今年の通り抜けは17日まで。明日終了です。
場内に入るなり葉桜。ううむ。
でも気を取り直してよく見るとまだギリギリ綺麗な桜も何本かありました。
落ちた花びらで地面がピンクになっています。
近年の通りぬけは中韓からのお客さんでものすごい人並みでしたが、今日はかなり空いていました。
私と同じく、もう終わっているだろうと考えた人も多かったのでしょうか。
花壇では芝桜。
そして出口近くでは白藤が満開でした。
ものすごくいい香りです。これは明治天皇行幸の時に生け花にした藤を地に下ろしたものだそうです。
思っていたより花を楽しめて、出口から真向かいの横断歩道を渡った桜ノ宮公園では木香薔薇も満開。
可愛らしくて綺麗でした。ウチにも植えたいなぁ。
本当のギリギリ、もうちょっと早く行けたら桜も存分に見られてよかったかなというのが正直な所ですが、
その分藤と木香薔薇がみられたからまぁいいかな。
帰りには少し歩いて「ハンプトン・コート」で紅茶とケーキ。美味しかった。
土手道を散歩のようなお買い物のようなどっちつかずの気分で歩いて来ました。
二上山です。雄岳と雌岳の間に夕日が沈むのを毎日自室の窓から見ていますが、川べりから眺めると一層美しいですね。
土手のあちこちに彼岸花が満開です。
小さいころから両親にも祖父母にも、友達の親御さんから果ては通りがかりの知らないおじさんにまで「毒があるから取ったらアカン」と言われ続けたせいで、今でも怖いような気がする花です。
突然にょきっと伸びてきて葉もなく固まって咲く様子もちょっとおどろおどろした感じです。綺麗なのは綺麗なんですけどね。
別名曼珠沙華。山口百恵さんの名曲もあります。
公園に出ると、大きな銀杏の大木があり、毎年周辺の皆が楽しみにしているギンナンがたわわに実っていました。
実はそろそろ収穫時期かなと思って、使い捨てのビニール手袋と入れ物を持ってきていたのです。
年配の女性が一人拾っておられるところに混ぜていただいて、ほくほくと拾いました。
この方は「今年は実が小ぃさいの」と言っておられました。茶碗蒸しに入れるそうです。私はまず炊き込みご飯に入れる予定。
帰ってきて臭うので庭で種を出し、綺麗に洗うとこうなります。
室内に移動して、テレビなんぞ眺めながらペンチを使って殻を取り、湯がきつつお玉のお尻で撫でて薄皮を取ります。ふむ、確かに今年は小さい。
ここまで済ませたら冷凍できます。
炊き合わせや掻き揚げなどに入れても美味しいです。素揚げで塩をつけるだけもよろしい。秋はいいですね。また拾いに行こうっと。
追記
懐かしくてYou Tubeで山口百恵さんの曼珠沙華を聞いてみました。
いや改めて凄いわ。
上手いし迫力というか貫禄というか、ドラマティックで、これを歌ったのが二十歳の時のアルバムというのがまた恐れ入りました。
二十歳の女性にコレを書いた阿木燿子さんと宇崎竜童さんも凄いわ。
この世で一番苦手なもの、それは行列と人混み。
あべのハルカスの展望台がオープンしてから3年間、その下を週に5日は歩いているのに昇ってみる気になりませんでした。
だって、拡声器を持ってチケットの案内をしている係りの方が「今なら入れます!」と台の上で叫んでいるということは「普段は入れない」ということだし、それだけ「混みあって」いるってことでしょう。うわ無理。
せっかく昇っても人の肩越しに風景を眺めるのはしんどそうです。
上記の様子を眺めながら、興味はあるんだけどなぁ、と思ってから早や3年。
気づくと駅コンコースの案内はなくなり、チケット売り場の16階へ通じるエレベーターの乗り場付近を見てみてもガラ空きとなりました。
土日は知りませんが、平日ならストレス無く行けそうな感じが漂っているので、3年目にして初ハルカス展望台に行って来ました。
平日休みの特権ですな。
正式名称は地上から300メートルなので「ハルカス300」。
皆「ハルカス」で百貨店のことも展望台のこともひっくるめて言ってるので知りませんでした。
チケット売り場は16階にあり、そこでチケットを買ってから直通エレベータで昇ります。
売り場はこんな感じ。空いてる空いてる♪
色んな種類のチケットがありますが、普通に昇って見るだけなら1.500円です。あまり派手に宣伝してはいないようですが、毎月15日は65歳以上の方の利用なら1.000円ですって。
エレベーターで60階まで一気に上がります。
ヘンな所に感心したんだけど、ものすごく安定したエレベーターです。
このなめらかさと速さはなんなの。(調べたら三菱電機製だそうで)
で、降りたらこれです。ジャーン。
自分もほかの方も、後から昇ってくる方も、皆一様に「うわー」とか「ひぇー」とか歓声を挙げます。
黄砂で遠くが霞んでいますが、お天気が良かったので遠方まで見通せてめまいがするような風景です。
道頓堀のドンキホーテの観覧車、大阪城、大阪ドーム、大阪港から飛田新地も丸見え、新今宮の駅前の更地も確認。
先日報道された星野リゾートのホテル建設予定地は多分ここかな。
隣のキューズモールの駐車場に「Welcome あべの」と書いてありました。
家を出るときにふと思いついて観劇時に使っている双眼鏡を持って行ったのですが、お手元にお持ちの人はぜひ。
思いがけないものが見えますよ。
20キロ近く離れた万博公園の太陽の塔が確認できた時はうれしかった!
眼下の天王寺動物園は休園日でしたが、よーく見るとフタコブラクダのジャックさん、野間馬の福ちゃん、それから多分ミミナガヤギかなーという黒っぽい動物が確認できました。
あと、人から行けと聞いていたトイレ。ここもものすごい眺めです。誰もいなかったので一枚。
60・59・58階を自由に行き来できて、お土産さんやカフェも中にあります。
お土産はあべのべあ一色。か、可愛いかな?雨の日は展望室に登場するそうです。近鉄さんたら商売上手。
カフェはこういう立地にしては良心的なお値段かと思います。皆さん食べていたのでパインアメソフトをついつられていただきました。
まだ食べてません。買ったばかりの写真ですよ(苦笑)
見本の写真より二巻きくらい少ない気がするけど、美味しかったです。
思っていたよりもずっと楽しんで来ました。夕暮れから夜も綺麗だろうねぇ。
時間つぶしにはきっと下の百貨店でゴハン食べて買い物してお茶飲んで散財するんだから再入場可にしてくれたらいいのにな。
大阪梅田でちょっと時間が出来た時、どこかでお茶というのも良いですが、こんな場所で遠くを眺めたりするのも中々楽しいです。
ちょっとした穴場かも知れません。
大阪駅前第3ビルの上階には展望室があります。
32階と33階、フロアの両端が大きな出窓になっていて風景を眺められます。
エレベーターで昇って降りるだけ。もちろん無料。
このフロアには飲食店が並んでいますが、今回出かけた平日の昼間は閉めている店がほとんどでちょっと薄暗く、配達されたおしぼりとか電源を抜いた看板とかで廊下は雑然としています。
この風景に多少ひるむかも知れませんが気にせず進んでください。
一応表示もあります。
こんな感じの場所です。閑散としてますね
椅子があるわけでもなく、カフェはおろか自動販売機もなく、ただ大きな窓があるだけなので、楽しめる人とそうでない人がいるだろうなとは思います。
私は「あれが見える!」「あの山は?このビルは?」と長居するタイプ。
中之島の公会堂や
すぐ隣のマルビル。
大阪第一ホテルのチャペルも見えます。
33階なので相当高い。見下ろすとひゃーっとなります。
ちらほらと人が来ては帰っていきます。
缶コーヒー持参でぼうっとする方、小さい子供さん連れで楽しく眺める方。
夜も綺麗でしょうねぇ。