音楽

2021年11月22日 (月)

Original Love オールタイムベストアルバム

うーん、悩んでおる。
Original Loveファンの皆様、年末に出るベストアルバムはどうされますか。

 

オールタイム・ベストのDisc1~3は既に持っている音源だし、Disc4のスペシャル音源によっては注文しようと思っていたけどフタをあければ驚きはなし。
そりゃ「砂の女」は聞きたいけど、その他はもう手元にあるもんなぁ。

 

MUSIC VIDEOSも多少の興味はあれど、実際DVD「太陽に吠えろ」も面白がって見たのはせいぜい数回だし。
あとはブックレットと予約特典のトートバッグか、うーん、弱い。ネガティブですいません。

 

そしてベストの内容を見てもそんなに「オールタイム・ベスト」でないような気がします。
けっこう偏っていて、 ざっと見た感じでは「エレクトリック・セクシー」や「東京 飛行」「踊る太陽」の影が薄い。「白熱」は1曲。
だったら「FREE SOUL ORIGINAL LOVE 90s」といういい内容のものが(アレは非公認なの?)既にあるのに必要ないやん。
3枚というのが中途半端なのか。
「XL」なんて今聞いたら無茶面白いのに入れる余地が無くてもったいないわー。

 

…と、するとターゲットは最近のアルバムで興味の出た人に、お持ちでない音源をこのベストでどうぞというところなのかしらん。

 

私の希望としては30年を俯瞰してみた時にその多彩さとクオリティが再確認できる、熱心ファンでも「久しぶりに聞いたけどやっぱりさすがだな」と思わせるラインナップにして
(だからそれはどの曲よといわれそうですが、いい曲ばっかりだなーではなくてもっとヘンタ…もとい、個性的すぎるタマらんのがあるやん!)

 

スペシャル音源はデモ音源とか仮ウタとか入れて
(たとえばタツローの「ハイティーン・ブギ」みたいに「野生の花」のデモテープとかさ)

 

ビデオは過去にあちこちで放送したライブ映像を年代別に編集したものが付くとか、好き勝手言ってますが、要するに
30年のお祭り騒ぎを感じたいのよ。
そこが薄くて乗っかりにくいんだなぁ。迷う。

 

 

2021年10月15日 (金)

HSUさん…

SuchmosのHSUさんの訃報に驚きました。

バンドの休止を知ったとき、理由のひとつにはHSUさんの体調のこともあるのかなとチラッとおもったけど、そういうことを詳しく発表する人たちでは無さそうだし、ま、急ぐことはないから各人ゆっくりお休みしてまたその気になったときに面白い音を聞かせてくれればいいと思っていたのだけど…。

はじめて知ったのはORIGINAL LOVEの対バン相手としてでした。2016年の7月。
音を聞いたときに、ベースの巧みさに惹かれたんだったなぁ。
当時の自分のプログを見ると、いいパンドに出会えて興奮気味だ。

…若い人が亡くなるのはただ寂しく、悲しいです。


残念です。どうぞ安らかに。


 

2021年6月14日 (月)

祝!Original Love 30年!

Original Love デビュー30周年おめでとうございます!

この記念日に新曲「ソングライン」と新録の「接吻」、そしてアー写が発表されました。
アーティスト写真はトサカが大きすぎないか?だんだん大きくなってないか?

それはともかく、うーん、2曲いいですねぇ。
新曲はイントロが最高。ポップとジャズ、ソウルのミックス具合がたまりません。
メロディがキャッチーで、もっとちゃんと聞きたい、フルでぜひ早く。

そして「接吻」はおそろしい子!(白目)
何回聞いても飽きなくて、どのアレンジでもいい曲だと思えて、いささかも古くならない。
なるほどこういうのが名曲といわれるのかと思って来ましたがまだ更新するのかと思うと驚きですね。

オーバルはテレビ番組「関ジャム」で知っている面々ですが音に触れるのははじめて。
うっうっ。いいアレンジではないか。ジャズよ、ソウルよ、でも新しくていいわ。彼らもちゃんと聞かなきゃ。

この2曲を聞いた限りでは、最近の音と比べてジャズと洗練にまた寄ってきた感触がします。
はっきり言ってブルース系の音よりも無茶好みだっ。きゃーっ。
白黒のウイングチップもうれしい。

そしてプジョーのCMですって。
「美しい出来事が始まる。」というキャッチコピーが歌詞にあるということは、コピーありきの作詞だったのかな。
プジョーって何の番組を提供してるんでしょう。21日からCM捕獲に頑張る!

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30年前の今日発売のデビューシングル「DEEP FRENCH KISS」。

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日付はここ。

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パッケージを開けるとこうなってる。お洒落。
おめでとうございます。鬱々とした毎日ですがそれを跳ね飛ばしてくださるよう期待しています。

2021年5月23日 (日)

スペクトラム凄げえー

突然ですがガールズ・グループや女性コーラスが好きです。
シュープリームス、ロネッツ、マーサ&ザ・ヴァンデラス。日本だとアマゾンズやイヴ、大人になってから再認識したピンク・レディに、そしてキャンディーズ。
キャンディーズってもしかしてすごく上手くない?
アイドルと言うよりちゃんとコーラス・グループしてる。
活躍していた当時は子供だったこともあるし、あまり熱心にテレビを見る家庭ではなかったのでその凄さがわからなかったのだけど今になって動画サイトで色々見ているとすごさに驚きました。
コーラス綺麗、ダンスもキュート、ルックスはもちろん、ちゃんと声も出て楽曲も粒ぞろい。
(整ったミキちゃん・華やかなランちゃん・可愛いスーちゃんとルックスのバランスもよろしい)
ワタシの一番のお気に入り曲は「危ない土曜日」です。パンチが効いてて少女めいた曲よりずっとドキドキする世界観でグッときます。

 

で、色々とキャンディーズの動画を見ているうちにバックバンドの上手さにも気づきました。
スタジオ付きのバンドのときもあって、それも上手いんだけど(昭和のバンドはホントーに上手いぞ)MMPとクレジットされるお兄さんたちのウマさったらないのよー。
で、つい調べたらこれが後のスペクトラムだというじゃありませんか。
え、あの無茶苦茶上手いホーンバンド。
なにがどうなって繋がっていくのか、良くわかりませんがビックリした。知らなかった。

 

でさらにスペクトラムを見るでしょ。
これまた今更ですがものすごく上手い。
ま、あの衣装と振り付けは今となれば「?」でありますが、そんなのほおっておいてもすっごく良い。
あのホーンのキレったらないわー。

 

ははん、これはEW&Fなんだなと思ったりするものの、ファルセットでのボーカルもホーン隊の端切れの良さも、いやー、御見それしました。もっと聞きたいわ。音源探そうかしら。

 

と、こんなことをして遊んでいるうちに夜が更けて朝になっていくのでした。
おうちじかんにもほどがある。もう4時過ぎだぜ。

2021年2月22日 (月)

「骨tone BLUES」

田島貴男さんの新譜「骨tone BLUES」(不思議なタイトルだなぁ)
のジャケットに違和感があると思ったら、お名前の表記だ。
tazima takaoなんだ。tajimaじゃないのね。

2021年2月 4日 (木)

Suchmos 活動休止

あらーっ。Suchmos 活動休止ですって。
なんとなくそんな感じになっていくような気がしていたので来たか…というのが第一印象です。
ライブが延期、中止続きになってることもあるだろうなぁ。

 

ま、人生は長い。
納得行かないモノを出したり、迷いのあるライブをするぐらいなら一度休止するのも正解だったと思うときが来るでしょう。

 

正直言って、あの「どこまで上昇気流に乗るんだ?」という時期を思えば寂しいですが、休止中に曲を書き溜めてしっかり「修行」して、またいいアルバム出すか、あるいは別の道を見つけるか。大人になって帰ってきておくれ。
3枚のアルバム聞きながら楽しみに待ってます。

2021年2月 3日 (水)

関ジャムで接吻

録画していた『関ジャム 完全燃SHOW』(関西では日曜の25時~)を見ていたらORIGINAL LOVEの「接吻」が俎上に載せられてました。ファンとしてはうれしいことですが、この日のテーマが“ワンヒットワンダー”なのねー。

最も、この番組では直訳すれば「一発屋」となるこの言葉をマイナスに捉えるのではなく、「後の音楽に影響を与えた」「音楽史に残る」というポジティブな意味で使いますという意味のフォローを松尾潔さんが冒頭にしておられましたがね。
各ファンから抗議殺到炎上必至であろう“一発屋特集”じゃなくマイルドにカタタナにして、こういう言い訳もしているところが苦しい。それでも最後にはタイトルのインパクトが勝ってしまうし。

ただ、番組はなかなか面白かったです。
B.Bクイーンズはそもそも企画ユニットだからちょっと違うでしょうとか、寺尾聰氏は冒頭の番組趣旨の説明には一応合致するものの(AORを茶の間に浸透させ、現在のシティ・ポップブームに繋がる、でしたっけ) やはり“ワンヒットワンダー”と題した番組で扱うのは乱暴に過ぎるよなどと突っ込みを入れてしまうけど。

「接吻」に関してはラストにコード解説付きで時間を割き、50組以上のアーティストがカバーしている情報とその聞き比べもあったので趣向は中々でした。が、やっぱりどうしてもタイトルがなぁ。苦笑。
それこそ達郎さんや大瀧さんから寺尾さん達をシティ・ポップの流れとして挙げる内容でこれをやってくれたらよかったのにとちょっと不満が残るのでした。

まぁでも『関ジャム』は時々大人の事情が丸見えで鼻白むものの、割と面白い番組ですよね。
ユニコーンが即興で曲を作る回が私の歴代ベストワンです。

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※ちゃんと短冊も持ってる。
しかしこのシャケットはいかん。なにがいかんってこの黄色い囲みの位置のセンスの無さよ。
そりゃタイアップの情報は大事さ。
立てて店頭に置いてある訳だから上部に書きたいのもわかるけど、このレイアウト位置の座りの悪さったら無いわ。
せめてシュリンクの上からシール処理にしたらよかったのに印刷だもんなー。
で、この写真は後に「FREE SOUL ORIGINAL LOVE 90s」というFREE SOULシリーズのジャケットとなり、やっと写真が生き返った気がしたものです。


2020年12月 9日 (水)

7回目?の「ベランダ音楽会」

12月5日、18時50分頃に「ベランダ音楽会」の告知に気づきました。スタートは19時。おーっ、滑り込みセーフ!
もうこの企画は終わったのかと思っていたのでうれしい。
7月25日以来の第7回目かな?多分皆勤賞の幸運なワタシです。

 

今回は弾き語り公演が延期になった札幌サンプラザの当日だったのですが再延期となったため、ということで歌って下さいました。特に北海道のファンを意識されたのでしょうか、中々粋なサービスです。

 

初回の細かいトラブルのあれこれから比べると格段の見易さと聞きやすさ。
今回の音、すごく良かったですよね。色々試行錯誤していいものにしておられるのが判ります。
無料配信なのにありがたい。

 

曲目は
「髑髏」
「月に静かの海」
そして驚きのポリスのカヴァー「孤独のメッセージ(Message in a Bottle)」

 

1・2曲目もとても良かったんですが、カヴァー曲が意外というか印象的過ぎて持っていかれた感ありました。
中学生の時にコピーした曲の本邦初披露だそうでこれがすごく良かった。

今回はアーカイブなし。カヴァー曲があるときは仕方ないです。

この日の田島氏の服装はクリスマス・ラブのTシャツ(すぐに売り切れたそうで)の上にフードパーカー、
表地は餡子色、裏地のボアは抹茶色というなんとも美味しそうな組み合わせのもの、ボトムはジーンズでした。
巨大なアナログレコード棚、壁に立てかけたギターケース数台、そして背後に奈良美智さんの絵。
(余談ですが、私は奈良氏の絵を見ると女優の多部未華子さんを思い出します。似てない?)

 

絵の位置がちょっと低すぎて惜しい。
レコード棚の上のラインと額の上のラインをあわせるとスッキリ感がでますぜ。← 余計なお世話

 

またそのうちやる、というお言葉がなんともうれしかったのでした。

 

ところで、今年の「The Covers’ Fes.」は出演されず。
えーっ、NHKさんどうしてぇー?レギュラーだったのにー。残念。

 

2020年10月17日 (土)

SONGS  佐野元春

NHKの「SONGS 佐野元春」を見る。
実は1度見て、録画を消去したあとまた見たくなり再放送を録画するというお気に入りっぷりです。
佐野さん、音もルックスもこんなにカッコよかったっけ?

 

今のSONGSは大泉洋さんのしゃべり部分が本当に要らなくて、見ていてイライラするので録画を早回ししながら曲だけ聞くという雑な見方をするのがほとんどです。大泉さんは別に嫌いではないんだけどこの番組には不要よね。
多分ご本人もそう思っているような気がするほど妙な構成になっていて、色んなおちゃらけ場面を入れるために曲も1曲減ってないか?
見る側からすればアーティストの語りと曲だけあれば充分で、番組の格もそのほうがあがるってモノですが。

 

話がそれましたが、今回は正直言って佐野さんへの興味より「今の佐野さんのドラムって小松シゲルさんじゃなかったっけ」という方に関心があって見たんです。
そうしたら、大泉さんの出番は少ないし(しつこい)、スリムで短髪グレイヘアの佐野さんは素敵だし、なによりも音!すっごくよかった。
昔の曲は進化しているし、新曲も現役ランナーの音。
今のバンドメンバーは皆さん若いのかな。
共に楽しんでる勢いのある感じにグッときました。格好エエ~♪いいバンドや。まさに「エンタテイメント」でした。

 

小松さんも良かった。心なしかORIGINAL LOVEの時よりやんちゃで生き生きして見えたゾ。
ノーナ・リーヴスの時と佐野さんの時、ORIGINAL LOVEの時、上手く表現できませんがやっぱりそれぞれのものがあり、「エンタテイメント」のラストで佐野さんを窺う視線が素敵でございました。

 

トーク部分も、今回は長年の大ファンだという武田真一アナが登場で、さすがに凡庸なタレントと違って「ファンなんですぅ」という所にとどまらず「ファンならでは」の目線からのプロのインタビューでした。
でも唇を舐める様子にアガってるなーとほほえましかったりして。

 

これはちゃんと佐野元春を聞かねばと思い直した番組でした。
しかしデビュー40周年っておいくつ?と思って調べたら64歳!あんなに格好いい64歳なんて、ホント、年齢なんてただの整理番号ですワ。

 

2020年5月 6日 (水)

ソウル・タトゥー

時々思い出しては続けている「ORIGINAL LOVE 田島貴男さんの提供曲を聞いてみよう」です。

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久々の今回は鈴木雅之さんに提供し、ORIGINAL LOVEとしてもリリースしている「ソウル・タトゥー」を聞いてみました。
2004年のマーチンさんのアルバム「Shh…」所収、作詞は松井五郎氏(安全地帯のイメージ強し)ですが、プロデュース・作曲・アレンジ・ギター・キーボード・コーラスも田島貴男とあるので作詞以外は丸ごと田島作品と言ってもよろしいかと思います。ベースが小松秀行氏。
「Shh…」って「お静かに」のシーッですね。ここからは二人の時間ね、ってことらしい。キャー💕

 

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一方ORIGINAL LOVEとしてはシングル「美貌の罠」のカップリング曲として収められ、アルバムには未収録です。
(何かベスト盤には入ってたっけ。入ってないような。ベスト盤には詳しくないのです)
これまで提供曲を後にセルフカバーしたのだと思い込んでいましたが、シングル「美貌の罠」(と、それが収められたアルバム「踊る太陽」)が2003年6月18日発売で、鈴木氏の「Shh…」が2004年2月25日発売なのでマーチンさんのほうがカバーなのか、少なくとも同時期の進行だったのでしょうか。
当時の雑誌を2、3冊引っ張り出してみましたがその辺りは不明だったものの、演奏者が共通だったり、「踊る太陽」の謝辞に鈴木雅之さんのお名前が入っていることからして同時進行かな?と想像。

 

ともあれ、この2曲の聞き比べはどちらも個性が拮抗してウキウキでエエ感じです。

 

鈴木氏がゴールドならORIGINAL LOVEはシルバーの輝き。
鈴木氏がサテンならORIGINAL LOVEはレザーの手触り。
鈴木氏がエゴイストプラチナムならORIGINAL LOVEはエゴイストの香り。うふふ。

 

前者のほうがアレンジも派手だしテンポもずっと早く、コーラスバキバキで赤松敏弘氏の素晴らしいビブラフォンもキラッキラです。
…そういえば「美貌の罠」のジャケットはビブラフォンのアップだし、田島さん当時相当ビブラフォンに盛り上がっていたのでしょうか。
(赤松敏弘氏は「踊る太陽」10曲中5曲に参加)

鈴木バージョンのコーラスは鈴木・田島両氏ですが、後半になるにしたがってはっきりとそれが判ってその点も楽しいです。

 

鈴木雅之さんと言えば、お父様はベン・E・キングに似ていて、お母様はアレサ・フランクリン似だとインタビューで語っていたのが忘れられません。
話が面白すぎと言いたいけど、実際に鈴木さんはベン・E・キングになんとなく似てるし、お姉さまはアレサに似てるよ?
多分ご両親はホンマに似てるんだと思う。

 

そうそう、3~4年前かな。BSで鈴木雅之さんのライブをやっていて大変よかったのですが、客席が映るとお客様が皆さん赤い服をお召しだったのも面白かった。
鈴木氏が還暦だったのね。こういうドレスコードは楽しい。

鈴木雅之さんはその後、カバー・アルバムのシリーズ DISCOVER JAPAN II で「接吻」をカバー。
こちらは「一夜の戯れ」感があります。
ついでにキリンジの「エイリアンズ」カバーは公団の屋根の向こうに遠くキラキラとネオン街が見えます(笑)個性ってすごいわー。
またお二人でなにか聴かせて欲しいものです。

 

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物持ちが良すぎて「美貌の罠」にこんなものまで挟んでありました。番組のエンディング・テーマだったとか。

 

 

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