趣味

2021年1月27日 (水)

100色×100束の刺しゅう糸

まだチクチクと刺しゅうにハマり中。
これまでも思い出したころに引っ張り出して楽しんでいたので道具類はひと通り持っていましたが、だんだん手持ちの糸の色数の少なさが物足りなくなって来ました。
大きな手芸店に立ち寄っていくつかの糸は買い足したものの、こういうものってどんどん欲しくなるんです。

 

そんな時別件で眺めていたアマゾンで「100色×100束刺繍糸」という商品に出会いました。
なんでもあるなアマゾン。200束セットもある。
何より注目すべきは値段。いやーとんでもなく安い。
今私が使っている刺しゅう糸はDMCの25番というとってもポピュラーなもので、一束大体100円ほど。
それを100色買えば10000円。それがこの商品だとほぼワンコインの500円ちょっとですぜ。

 

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どうやら中国製、メーカー不明。レビューはそこそこ、送料無料。(この画像はサイトからお借りしました)
ちゃんとしたもので揃えるほうが気持ちいいかなとちょっと迷ったものの、前述の通りなにせ500円ですからね、使えなくても勉強代かなとポチってみました。
お急ぎ便などは指定しなかったので到着予定は1ヶ月ほど先でしたが急ぐ理由もないので待つことにしました。

 

 

…それが昨日ポストをみたらポン!と到着していました。おぉ、思っていたより早いではないですか。2週間でやって来ました。開封してみたら100色って圧巻ですよ。テンションだだ上がりです。きゃーっ❤

 

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非常に簡素な包装でビニール袋に詰め込まれて届きます。早速大体の色分類をしてみました。

 

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紫系

 

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赤系

 

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桃色系

 

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黄色系

 

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緑系

 

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茶系

 

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青系

 

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残った皆さん…で、数えてみたらちゃんと合計100束入っていました。
これねー、並べているだけで興奮して鼻の穴広がる!キレイで楽しかったです。無彩色が少ない気もする一方好きなグリーンが一杯でうれしい。写真はちょっと色が飛んでしまっています。

 

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当初は専用のクリアケースみたいなものを買うつもりでしたが、手元にあった浅くて大きなクッキー缶に並べてみたら誂えたようにピッタリで色選びのときに見渡せるのでこれでいいやと満足。

 

肝心の糸はどうなのか、早速刺して見ましたが、別に悪くないですよ。
布のすべりも縒りの具合も問題なしです。ほんの少し、ごくごく微妙に太めかも。
強いて粗探しをすれば、ややケバ立ちがあるのとツヤが若干足りないかな。でもこれはDMCと比べてのことなので、お値段のことを考えれば文句なしの上等だと思います。
もっとも、ものすごく繊細なものを作りたい人はまた別の感想があるかも知れませんが、私には充分でした。

 

これを元に、その後使い切って欠ける色が出てきたらお店で買い足したらいいかなと考えていたのだけど、5~6色買い足すのならまたこの100色を買ったほうがいいのか…どうも金銭感覚が妙な感じになります。安すぎる。
(今見たらわずかな間にちょっとだけ値上がりしてました。わりと変動するものなのかも)

 

 

 

 

 

2020年11月 3日 (火)

松阪もめんに水通し

一度行って見たかった三重県松阪市へ出かけて来ました。
城下町の佇まいにふれ、歴史に触れる一日は少々地味ながら、大人の旅にはお勧めの素晴らしいところでした。
私は松阪でゆっくりと日中を過ごし、鳥羽に出て海を見ながら一泊を過ごして来ました。

 

さて、松阪で立ち寄った中でも楽しみにしていたのが「松阪もめん」についてのあれこれ。
江戸っ子が夢中になったというシャキッとした粋な木綿の縞織物です。
「歴史民族資料館」での織り機も興味深く、「松阪もめん手織りセンター」では松阪もめんを用いての商品に見惚れて参りました。

 

ここでなにか記念にとがまぐちやコースターを手に取る中、端切れを発見。
一尺足らずの布が3種類まとめてあって、お手ごろ(たしか1500円程度だったかと)だし、旅を思い出しつつなにか作るのも楽しそうなのでこれにしました。種類も色々でしたが、私は割合はっきりした縞の組み合わせを選択。

 

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さて、帰宅して同封のしおりを見たら、「原反」なので下処理が必要だとあります。
あとで型崩れしないように布目を締めて、生地を調えて下準備するのですね。
何を作るかは決まっていませんが、とりあえず水通しを済ませておくことにしました。
やり方を書いたものは、レジでちゃんと同封しておいてくれたので難しくはありませんが、失敗はしたくないので最初に水に浸けるのはちょっとドキドキです。

 

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まず、原反のまま水に数時間から一晩浸けます。
そうっと水に沈めて軽く押すと水が薄い黄色になりました。独特の香りがします。藍の匂いかな?私はここで一晩放置。

 

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翌朝、水を買えずにこのまま押し洗い。水が薄青になるのでその後は水を取り替えながら何度も押し洗い。
やり方を書いた紙には「なるべく長く浸け、何度も押し洗いすることでやわらかくしなやかに仕上がります」とあります。
揉まないように、3~4度洗いました。(写真に生活感あるものが色々映り込んでるなぁ笑)

 

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ごく短く、ほんの30秒ほど洗濯機で脱水し、織目に添ってかるく伸ばして陰干しにします。
洋服生地で何度も経験があるので、ここまできたら安心しました。

 

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生乾きのうちに布目を整えながらアイロンをかけ、仕上げに完全に乾かして完成。(一緒に映っているのはあて布にした手ぬぐい)

 

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さあ、何を作るか。
今のところ映りのいい布を足してランチョンマットとコースターを考えていますが、ペンケースも捨てがたい。
このあれこれ考える時間も楽しいもの。素敵な手触りです。

 

「松阪もめん手織りセンター」では機織り体験もできます。今回は時間に余裕が無かったので残念でしたが再訪時にはぜひやってみたいと思います。

 

追記・結局この3枚の端切れは別に用意した移りのいい布を足しながら、2枚のランチョンマット、3枚のコースター、小さなペンケース1つと大き目の布トレイ1つに変身しました。
端切れひとつも残さず使い切ったぞ。偉い。

 

 

 

 

2020年4月15日 (水)

立体布マスクを作ってみた

緊急事態宣言が出た大阪にある職場と、自宅のある田舎町を行き来しながら過ごしております。
ピリピリした空気と休館で薄暗いショッピングビル、緊迫感溢れる大阪から我が家の最寄り駅に着くとのんびりしていてほっとする反面あまりの違いに大丈夫かしらとかえって心細くなります。

 

週の半分くらいは有給を取って自主休日にして自宅に引っ込み、ワイドショーは普段から見ないのでいくつかのニュースと以前録画したのんびりした番組や岩合さんの世界ネコ歩きとか駅ピアノのような番組ばかり見て過ごしています。
しかし今月に入ってからの休みは休業補償の対象ではなく、有給を使えってわが社の対応は正しいのかな。長丁場が予測されるのに有給なんてすぐに無くならない?その辺もハッキリしなくて不安が増す要因になってるんだよねぇ。

 

さて、時間が出来るが外には出られないとなると家の事をするか手仕事をするか、となります。
花粉症持ちなのでマスクのストックは他の方よりは多めに確保してありましたが、それもいつまで持つのか心許ないので布マスク作りにチャレンジしてみました。

 

ネット上に溢れる無料型紙を吟味し、自分サイズを確認するためとりあえず一個作ってみました。
サイズ小さめの女性用です。

 

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うーん。一応付けられるけどもっと大きいほうがいいなぁ。小顔さんはこれでいいのかなぁ。

 

同じ型紙を110パーセント拡大してもう一つ作ってみました。これだと顔がすっぽり隠れてあごまで覆っていい感じなのでサイズ決定。

 

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所謂「立体マスク」という形ですが、作る手順そのものは至って簡単。
簡単な裁縫道具とミシン、アイロンがあれば量産できます。
工程より頭を悩ませたのはどういう生地を選ぶか、ですね。

 

肌に着けて何度も洗うことを考えると綿か自然素材。裏地は肌触り第一で、薄すぎるとマスクにならず、厚過ぎると息苦しい。二重ガーゼがいいと言いますがもうどこに行っても手に入らず、じゃあ手持ちのハギレ類を使うとしても、これから暑くなるので蒸れるのも避けたい。…難しい。

 

試行錯誤で作った上の2つは表地が綿と麻の混紡、ツルツルではなく少し凹凸のある布地、裏は綿ローンの未使用ハンカチを利用しました。

 

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付けてみたら悪くなかったので次は同じく未使用の小さい手ぬぐいを表地に、裏は綿ローンハンカチ。これはやや空気が通り過ぎかも。ただ肌触りは抜群です。
模様はカエル。カエラーとしてはやはり抑えておきたかったの。

 

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どんどん手が慣れて正確かつ手早くなり、調子に乗って次は男性用ハンカチを表に、裏を綿ローンで。
ストライプ模様なので一応柄あわせも意識しました。
ついでに思いっきり派手なのもひとつ。厚手の綿で目が詰んでいるのでこれが一番しっかりしたものに仕上がりました。

 

ゴムは、10メートル200円というマスクゴムがなんとか手に入ったので適当な長さに切って仮の長さで耳にあわせ、痛くなくてゆるくも無い長さで結んで結び目は縫い目に隠しました。

 

つい調子に乗って刺繍したりフリルつけたりしたくなるけど、こういうのはシンプルがいいでしょうね。
作るのは意外と楽しいけど、一日も早く、こういうのをつけずに外出出来ますよう。

2017年2月 6日 (月)

多摩美術大学卒業制作展 案内

多摩美術大学卒業制作展の案内をいただきました。
この案内状の絵が素晴らしい。

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具象なんだけど省略、整理されてあって、これはなんの画材かなぁ。
水彩のような、洗いをかけた日本画のような、瀟洒と静謐が同居したような印象を受けました。

しばらく見惚れて机の前にピンで留めました。当分眺めたいと思います。

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もちろん多摩美の学生さんのもので、裏面にはお名前も書いてありますが、
転記はご遠慮しておきます。
でも私の頭には記憶しておこう。全てこういう作風の方なのでしょうか。

実物拝見したいなぁ。

2011年8月20日 (土)

「百獣の楽園」と「下鴨納涼古本まつり」

先日、京都国立博物館の「百獣の楽園」展に行ってきました。夏休みの子供向け企画なのでしょうが、大人にも充分楽しめるものでした。

Img_0984_7展示物にそえてあるキャプションが、ユーモアがあり、判りやすくて品良く素晴らしいものでした。私は蛙好きなので、朝顔の蔓を見上げる二匹の蛙を描いた屏風に惹かれました。(作者は失念)                                         Img_0982_2

常設館は建て替え中のため、残念ながら見られませんでした。工事現場を見ながら「考える人」もうなだれておられます(^-^;                         

午後からは下鴨神社の糺の森で行われていた「下鴨納涼古本まつり」へ移動。森の中なので涼しいと思いきやいやぁ暑い暑い。
本気買いの皆様は宅配を頼んだりカート持参でしたが、自分はふらふらと楽しんで来ました。

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出町柳といえばふたばの豆餅でしょう。福豆?の白い方が思わず笑顔の美味しさでした。