旅行・地域

2018年4月 3日 (火)

佐保川の桜並木

先週はお弁当を持って六分咲きくらいの桜を楽しんで来たのですが
今日はこの春二度目のお花見に行ってきました。曜日と咲き具合によって一度きりの年も多いのに今年は二度も桜が眺められてラッキーです。

今回出かけたのは奈良市佐保川沿いの並木道です。
近鉄新大宮駅で下車、300メートルくらい北上すると佐保川に出ます。
今日は手ぶらでやってきてしまったので、途中のコンビニで軽食と飲み物を購入しました。
ついでにこの先トイレは無いので買い物ついでに拝借。
コンビ二は駅から土手に出るまでに2軒ほどありますが、同じことを考える人が多いのか、平日だというのに棚のパンやお弁当は品薄でした。

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川に出たら素晴らしい風景!満開を過ぎて散り初めという感じかな。
花を楽しみつつ奈良方面に向かって土手沿いを東へ歩きます。
西方向に進んでももちろん桜は見られますが、公共交通機関からはどんどん離れていってしまいます。

川沿いは静かな住宅地で、どのお宅も玄関先に花を育てておられたり、歩道沿いにも花壇があってチューリップやら椿が咲いていました。

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これはチューリップをま上から見た写真。ツレが百眼鏡のようだねと言うので
思わず聞き返しましたら、万華鏡の別名だそうで、へー知らなかった。

夜にはライトが点くのか、ぼんぼりが立てられていて、手書きの絵や短歌が添えられていました。派手な出店や音楽は無くとも、近隣の町で穏やかに手作りで桜を見守っている感じがまたしみじみと良いんです。

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佐保川小学校の前辺りに出ると親水公園めいた場所に出るのでそこで桜を眺めつつ休憩。
皆さんここでお弁当を召し上がっていました。ゴミ箱などは無いのでゴミは責任を持って持ち帰ってくださいね。(そういえば辺りでゴミを見かけませんでした。町内の方のご尽力と訪れた人の意識でしょうか。いいことですね)

春休みの子供さんが裸足で川に入っているのをちょっとハラハラしながら眺めたり、桜越しに空を見上げたり。

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染井吉野のみの並木も良いですが、ここは他にも枝垂桜や真っ白な花を咲かせる品種、これから咲く八重桜など多彩な品種が見られます。

途中、JR関西本線の小さな踏切があります。撮り鉄っていうのでしょうか。桜ナメで電車をフィルムに収めようという(デジカメの場合はなんと表現すればいいの?)人が何人かおられました。

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ちょうど踏切が鳴り出したので私も撮ってみましたがなんじゃこりゃ。
腕前は置いておいて、小さくて軽くてもっと性能の良いカメラが欲しいなぁ。シャッターがもっと早く落ちればいいの?連写できれば解決するの?←ド素人

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桜並木が途切れるところまで歩いてすぐ北側に大仏鉄道記念公園という小さな公園があり、ここでは枝垂桜がこれまたお見事。
もしこれを読んで出かける方がいらっしゃったら忘れずに見てください。
そのまま回れ右して船橋通り商店街を南にどんどん下って行くと国道369に出ます。
さらにJR沿いに南に下るとJR奈良駅に出られます。

このルート、思いついてキョリ側で測ってみましたら、近鉄新大宮駅からJR奈良駅まで2.5キロってとこですかね。のんびり春のお散歩には丁度いい距離でした。

…お花見散歩の途中、打掛と羽織袴のカップルがいてギョッとする場面もありましたが、最近どこにでもいらっしゃる訪日外国人のウエディングフォト撮影だったんですね。
カメラマン1名にアシスタントか通訳の方が2名付いていたんですが、撮影の為に通行人を止めたり、大声で指示を出したりするのがなかなか興ざめではありました。
町内会の名前入りで「長時間のウエディング撮影ご遠慮ください」という張り紙をあとで見かけたのでゲリラ撮影は相当多いのでしょうか。
もうちょっと大人しくやってくださればなぁ。
と、最後にいらんことを書いてみました

2017年11月18日 (土)

伊勢志摩温泉 ランチ&湯めぐり

駅のチラシで知った「伊勢志摩温泉 ランチ&湯めぐりセットプラン」というのを利用して日帰りで賢島に行ってきました。

先月、楽しみにしていた旅行を台風でキャンセルして以来、どこかに行きたい気持ちがおさまらず遠出したかったんです。
我が家からは特急を使って片道2時間半くらいかな。旅行気分を味わって来ました。

ホテル・旅館が5つある中からで1箇所でランチを楽しみ、お風呂はお好きに回ってください、全部回ってもいいですよという3.800円の近鉄のプランです。
もちろん電車は別。
私は賢島宝生苑での松花堂弁当の和食を選びました。
お風呂は車ならともかく、点在している5軒を回るのはかなり慌しく大変そう。
第一、脱いだり着たりを繰り返すのも面倒くさい。
と、言うわけで食事をした旅館と同じところのお風呂に入るのみにしてその分のんびりゆったりすることにしました。

近鉄特急で賢島に11時ごろ到着。手前の鳥羽までは何度も来ていますが賢島ははじめて。
そして賢島は本当に「島」なんだと知って驚愕しました。数十メートルしか離れていない島へ電車に乗ったまま線路で渡ってしまうので「島」感がありませんでした。そうだったのねー。

駅まではホテルのバスでお迎えにきてくれます。走るのは3分程なので歩けそうな距離ですが、ありがたく利用。
やや古いですが中々立派な和風ホテルで、昨年の先進国首脳会議時に安倍首相が宿泊し、議長国会見を行った場所だそうで、あちこちに写真がありました。そりゃまぁご自慢ですよね。
(各国首脳のお泊りはすぐ近くの志摩観光ホテル。安倍さんは和風が良かったのかしら?)

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フロントで受付とお支払いしたら食事チケットと温泉チケット5枚つづりと参加記念のタオルをくれます。
お食事は海の見える椅子席のお食事レストランで。綺麗なお弁当でお味も中々。接客も中々。
そういえば予約電話を受けた若い女性も、バスの運転手さんもフロントの方も皆さんいい感じのホテルでしたよ。

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のんびり時間をかけて話をしたり海を眺めたりしながらちまちまと色んなものが並んだお弁当を頂いて満腹になりました。おいしそうに見えない写真ですいません。食後はホテルのお庭を散歩。
お庭はその議長国会見が行われた場所です。ここにもサミット当時の写真が誇らしく飾られてました。うん、よーくわかった(笑)
海が見渡せて、多分真珠の養殖場が見えて、船がのんびり何艘か行きかって…はぁ、きれいだこと。

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お風呂は後回しにしてバスで一度駅に送ってもらい、船に乗りました。
賢島エスパーニャクルーズという観光船です。もしコレを読んで実際にお出かけになる人がいたら、賢島駅内のコンビニでチケットを買うと前売り扱いで100円安いのでぜひ。

実は船は2種類あります。
遊覧船組合がやっている小さな船と近鉄グループの大きい船。
前者は小回りが効く分小島の隅々までたっぷり回ってくれるようですし、後者はいかにも観光用の展望デッキ付きの船でゆったり巡る。
組合のおじさま方は軽く客引きもしておられますが、強引では無いのでコワくはないです。
好みで選べばいいのですが、我々はデッキで風に吹かれて乗りたかったので大きいほうにしました。

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最後に10分ほど真珠の核入れを見学のため直売所に立ち寄らされます。
興味なくて船から降りない人もいますが、降りると船の真横でいいアングルの記念写真が撮れます。
出航待ちのスタッフさんも気軽にシャッターを押してくださいます。皆さんお願いしていました。

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こんな昭和ムードあふれる怪しい海女さん人形がいました。真珠のネックレスをしています。こういうヘンなの大好き。

ちょいと冷えた体と潮風でザンバラベトベトになった頭は再度ホテルに戻って温泉であったまります。
バスタオル含め、なんでも準備してありますから、本当に手ぶらでOKです。
露天風呂はちょっとぬる目かな。平日の早い時間なのでとっても空いていて本当にゆったりできました。

あとはホテルのお土産売り場を冷やかして、駅の上のサミット記念館をちらっと見学し、コンビニで帰りの車内のビールなんざ仕入れたらちょうど時間となりました。
ひゃーっ、楽しかった。日帰りなんてもったいないと思っていましたが、これはこれでとっても良かったです。

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2017年4月24日 (月)

伊賀市観光 3/3

食事の時間を逃して、ちょっと遅くなってしまいました。
夕食を19時半に予約していたので、軽めにおうどんを食べることに。

事前に調べていたものの、住宅地の中でちょっと迷ってあちらへウロウロ、こちらへウロウロして「九重」さんにたどり着きました。
大正時代からの料理旅館をおうどん屋さんとして今も使っておられるそうです。

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お部屋で卵とじのおうどんをいただきましたが、これがとっても美味しいおうどんでした。偉そうな言い方ですが、品のよさと庶民的な美味しさのちょうどいい間を突いた味。
「おいしいねぇ」と言いながらお出汁も残さずいただいて大満足。
応対の女性の接客も味と同じく、話しかけてくださるけれどしつこくなく、目端が行き届いていて静かに親切。
お支払いの時にご主人も出てきてくださり、ちょっとお話しましたがこちらもにこやかでさらっといい感じ。
なんなんだこの店。掃除も隅々まで行き届き、前庭やしつらえも気配りを感じ、そして異様にお安い。

お店を出た後、ツレと「あのご夫婦(?)はきっとキツネさんかタヌキさんで」
「夕方になったら葉っぱを頭に載せてくるっと回転して上野公園の森に帰るんだ」などと戯言を言ったりしました。
ごめんなさいごめんなさい。だってそれくらい不思議で素敵に浮世離れした感じのお店だったのですよ。

ふわふわと歩いて大きな通りに出たら「伊賀越」の本店に出ました。


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外から覗いたらなんだかすごいセールをやっていて、お漬物やお味噌をお土産に大量購入。美味しかったですよ。なんてあんなにお安かったんだろう?
伊賀越は瓜に生姜他色々詰めてたまり醤油に漬けたお漬物です。辛いけど白いご飯がすすんて美味しいんです。
レジの女性がほがらか。伊賀は夏暑いそうです。

そこから住宅地を東に進んで北上すると寺町に出ます。

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城下町を守るために配置された7つの寺院が並んだ通りで、美しい町並みに桜や連翹が咲き、美々しい衣姿のお坊さまが歩いておられて静かなところでした。

ここまでのコースで5時間くらい経ったでしょうか。
私は歩くのが好きなので苦ではありませんが、けっこうな距離だと思います。

ホテルのお迎え時間から逆算した電車の時間までまだ結構あったのでまた駅前を散歩。この写真は駅前のメーテルと鉄郎。

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和菓子屋さんが多いのは城下町の常ですが、なぜかイタリアンレストランが多いです。あちこちからオリーブオイルとニンニクの香りが漂っていましたよ。

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商店街にスーパーがあり、ふと思いついて入ったらやっぱりおみやげ物屋さんとは違うお菓子とかお醤油、お酒など地のものがいくつか見つかりました。旅先でスーパーに入るの、大好きなんです。

まだ20分あるぞと駅前の伊賀焼古陶館も駆け足で見学。
箸置きやぐいのみなど手ごろなものもいっぱいありました。

いやー、伊賀っていいところだし、楽しいではありませんか。
観光地の賑々しさよりはちょっと遠慮した感じが床しくてとても好みでした。
長くなりすぎるのでホテルでの話は割愛しますが、白いご飯が超絶美味しくて、伊賀米恐るべしと思ったことを付け加えておきます。

おまけ。
レコード屋さんの店頭のビクター犬も忍者。

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伊賀市観光 2/3

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上野高校のグラウンドの真向かいにお城の石垣が見られます。
こういう風景を見るとなぜか頭の中に「荒城の月」が流れます(笑)

上野公園に入り、木々の間を抜けていると見事なウグイスの鳴き声が聞こえてうっとり…が、あまりにもお手本どおり且つ等間隔に聞こえるので
「まさかテープじゃないよね」とツレと笑っていたところ、
すれ違った人たちも全く同じ話をしていて苦笑しました。ホンモノだと思いますよ。

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重要文化財でもある俳聖殿。芭蕉の旅姿だそうです。屋根の綺麗なカーブが笠なんですって。

素直にお城に行かず、少し戻って明治14年建築の旧小田小学校へ。
ここすっごく素敵ですよ。

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現在は展示室となっていて、中に入って見せていただけるのですが、当時の教室の復元、なつかしい玩具コーナー、歴代教科書やら、もちろん建物そのものも素晴らしくて大興奮しました。

オルガンとかピアノとか、学校で使われていた鐘、恐ろしいことに触らせていただけます。調音していない音ですがなんとも味がありました。
卒業の記念写真がありまして、袴姿の女の子達の写真が可愛くて真剣な表情がいじらしい。
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このピアノ、手元を照らすために左右に燭台がついているんですよ。ヤマハ製と書いてあったように思います。

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色ガラスの窓。モダンですねぇ。

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バルコニーからは桜。いい時にいいところへ来ました。

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で、やっと上野城へ。
もうここは忍者だらけ。うじゃうじゃと忍者。

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一階がザ・観光地というかテーマパークみたいな感じだったのでひるんだものの、上層階は展示物も建築そのものも楽しめました。

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この子はご当地キャラの「た伊賀ーくん」苦しいなぁ。
スマスマに出たという栄光をお持ちだそうです。
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今のお城は昭和に入ってから川崎克さんが私財で再建したものです。俳聖殿もだそうです。昔の方はなさることがデカくてご立派だわ。

天井には玉堂、印象、大観やら麦僊の絵がありました。反り返って拝見していたら首が痛かったです。(3へ続く)

伊賀市観光 1/3

三重県伊賀市へと観光に行って来ました。
近くのリゾートホテルの招待券を頂きまして、そのついでです。

のっけから失礼なことを言いますと、忍者ばっかりアピールしているけどそちらは興味ないし、他には何を見ればいいんだろう、ちょいとお地味な町だなぁなんて最初は思っていたのです。
でも行ってみたらとてもいいところでした。楽しかった。
長くなりますが、今回出かけるにあたって色々調べたところ、忍者視点以外でこの町のことを書いておられるところがあまりなかったので、どなたかの参考になればと3回にわけて記録しておきます。もちろん自分の日記代わりでもあります。

近鉄の伊賀神戸の駅から伊賀鉄道に乗り換えましたが、もうここから忍者モードなんです。

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電車の車体が忍者。

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網棚に忍者。

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上野市で降りたら改札の駅員さんが忍者…のはずが帽子のせいでただの和装に見えますね。

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さて、駅前に松尾芭蕉さんの銅像がありました。
伊賀市の生まれだそうで、今回立ち寄れませんでしたが生家も見学できるようです。
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人目を忍ばず堂々と歩く親子忍者発見。この町の人は今でも忍者として生計を立てています…ってそんなはずはない。
変身させてくれる場所があって、町中で忍者体験をさせてくれたり、この格好だと特典があったりするんだそうです。
しかしお子さんはともかく、お母様方なかなか勇気ありますね私はムリ~。

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ご家族で忍者ファッションの方、いっぱいおられました。

まずは城下町の散策。おだやかというかゆったりとした町並みがとっても素敵です。
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西洋建築、老舗のお漬物屋さん、花いっぱいの散髪屋さん。
古時計の修理屋さんに感心していたら、この後、夜にホテルのテレビで見た「美の壺」にまさにこのお店が登場するなんていう偶然もありました。

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通りでだんじりを囲んでなにかしている人に遭遇。(旅番組の演出のようだけどホント)だんじりの点検中だそうで、中のお一人がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを教えてくださり、「写真とったって(撮ってあげて)」
「ちょっと古いけどこれがパンフレット」とお相手してくださいました。

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刺繍が重厚で素晴らしかったです。牛がいるのよー。(伊賀牛?)

そのあと上野城にむかって北上し、三重県立上野高校へ。
普通にガンガン車が通る道に面して高校のグラウンドがあり、明治時代の白亜の校舎が立っています。

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明治33年建築の旧三重県第三尋常中学校校舎です。品と風格があってものすごく綺麗。
手前に網が張ってあって残念でしたがボールとかが道に飛び出たら大変ですからね。有形文化財。でも今も使っているそうです。スゲーなー。

このすぐ北側にお城があるので学校の横道を回りこみます。
この町では桜がまだ咲いていて、散り初めの中で散策。
奥に普通の校舎があって、間から明治校舎も見えて、こんな環境で勉強できる生徒さんがうらやましいです。
とても優秀な学校だそうで、そういえばユニフォーム姿でご挨拶してくださった生徒さん達は皆さんおりこうそうなシュッとした青年達でした。
ミーハーな情報としては椎名桔平さん、山路和弘さん、平井堅さんの出身校だそうです。

城下町の高校って知る限り優秀なところが多いなぁ。
もちろん歴史があって、大抵文武両道系で、地元の人が「あそこの生徒さんか」と目を細めるイメージです。
お城のお膝もとという環境は町の人々が物心両方で子供達を支えていく気概を持つのかも知れません。(2へ続く)

2015年10月28日 (水)

京都一泊二日

京都に行って来ました。
近県に住んでいるので、何度も行ったことはあるのですが、我が家から京都市内までは2時間はかかります。
往復4時間かかるということは、目的地で過ごすだけで一日がほぼ終わってしまいとんぼ返りばかりでした。
考えてみるとこれは中々もったいない。
再訪したいところ、行ってみたいところが貯まってきたので、思い切って一泊して来ました。
ゆっくりできていい骨休めになりました。

初日は七条の養源院からスタート。俵屋宗達の杉戸絵が目的です。象・麒麟・獅子。どれも素晴らしいものでした。
甘春堂でたまごせんべいを買い、京都国立美術館のミュージアムショップだけ覗いてから昼食に京都らしい物をとけいらんうどん。温まりました。
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そこからベタな京都満喫コースです。
五条界隈で清水焼のお店をひやかしてから清水寺、三年坂、二年坂、八坂神社、祇園界隈へ。
いやはや、平日なのにものすごい人。修学旅行、海外からの旅行者が入り乱れて酔いそうです。
以前訪れた時よりも有名店が進出してますね。
化粧小物のよーじやは一体何店舗あるのか。イノダコーヒーも北山のマールブランシュもお香の松栄堂もある。
この辺りを歩くだけでショッピングに関しては濃縮京都を味わえるようになっていて驚きでした。

さて、その中で私が行って見たかったのは八坂の塔前の裏具という紙小物のお店です。
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小さなお店ですが、他にない洒落たものがたくさんあって、紙モノ好きの心が騒ぎます。
和風なんだけど、どこかモダン。どこかユーモラス。
狂喜して「まめも」というメモや葉書を買い求めました。ここオススメですよ。

四条河原町のど真ん中のホテルを取ったので、夜も錦市場、京極、寺町を散策しました。
大阪の黒門市場もそうですが、錦市場が旅行者の立ち食いスポットになっていて風情がなくなりました。
反面、楽しんでいる外国人旅行者の方々を見ると日本の食べ物を喜んでもらえてうれしいような気もします。いつも湯葉を買う湯葉吉で購入。ここのものは味が濃厚でとっても美味しいのです。

翌日は早朝の二条城。
そこから鹿苑寺(金閣寺)、龍安寺、仁和寺。
三島の「金閣寺」を再読(…どころじゃないけど)して行ったせいか、胸にせまるものがありました。

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千本鞍馬口へ出て、一度行ってみたかったカフェ さらさ西陣へ。
NHKの大好きな番組「美の壷」で日本のタイル特集があったときに紹介されていて、ぜひいつかと思っていた場所です。
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なんと元銭湯です。
壁のタイルは銭湯時代の装飾なんですね。店内を見回すと番台の場所、湯船の位置も想像できます。
お店の方に伺ったら、フラッシュを使わなければ撮影OKとのこと。
空いていたのを幸いと美しいタイルと内装を撮らせていただきました。うっとり。
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ゆっくりと遅めのランチをいただき、ここが旅のハイライトとなりました。
 
そこから寺町にまた出て、昨日はお休みだった鳩居堂でお線香やシール、一筆箋など和文具を購入。鳩居堂大好き~。接客も素晴らしいですね。
銀座店よりこちらのほうが好みです。

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あとはゆっくり散歩して街中の風景を楽しんだり、高島屋の地下で会社へのお土産を買ったりして、京都駅から帰宅したのでした。

一泊二日。
それぞれの場所でゆっくり楽しんでもこれだけの場所で見て、買って、遊べます。
移動はほぼすべてバスです。一日乗車券が500円でものすごくオトクでした。
京都市内はバスが隅々まで通っていて本数も多く、便利です。
それだけに複雑な面もありますが、迷ったらとにかく聞く。
運転手さんはとても観光客慣れしていますので、説明が簡潔で正確で親切です。

端折りながらも場所の名前ばかり長々と書いたのは、もしかしてどなたかが京都を訪れるときにモデルコースに使っていただければとの気持ちがありました。近場でゆっくりという旅もいいものでしたよ。