80-90年代 演劇チラシ

2021年8月13日 (金)

浅草パラダイス

大阪松竹座「浅草パラダイス」。2000年3月2日~26日、大阪初演。東京再演。
肩のこらない商業演劇。楽しんで劇場を出たら忘れてしまうようなお楽しみも良し。
それも中村勘九郎・藤山直美・渡辺えり子・柄本明・寺島しのぶときたら見ないテはない。
よくこの豪華な座組みで再演なんてできたものです。

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そのとおりただひたすら楽しんでゲラゲラ笑っていた記憶があります。
多分このときが寺島しのぶさんの見始めかと。
楽しみながらもお客さんをつかむテクニックや芸術的な間に「すげえすげえ」と興奮しまくりでした。

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つい最近の朝日新聞での寺島しのぶさんのインタビューに、この「浅草パラタイス」の時に藤山直美さんから言われた一言が載っていました。
大好きなお二人。またこういう舞台も見たいものです。

ラージスクリーンフォーマット 「美女と野獣」

舞台ではないですが、映画「美女と野獣」。
天保山に昔あったサントリーアイマックスシアターで見たもの。
ここは普通の映画館ではなくてプラネタリウムのように半円形になった前方から天井にかけて投影される仕組みです。
チラシを読み返してみたら、普通の映画館用のフィルムをそのまま映すのではなくラージスクーンフォーマットという形にわざわざ作ったものだったようです。

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たまたま上映直前に通りかかり、英語版がよかったのだけどタイミング的に日本語版で見ました。
気乗りしていなかったツレが意外と楽しんでいましたねー。
2002年1月10日の半券が残っています。

阿修羅城の瞳

市川染五郎・冨田靖子主演で、劇団新感線公演ではないようです。
公演も新橋演舞場と大阪松竹座ですから松竹主導でしょうか。

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出演者も豪華ならチラシも豪華。
2000年8月3日-12日 大阪松竹座
2000年8月17日-27日 新橋演舞場
 

2021年5月22日 (土)

「百物語」第十二夜

また百物語です。(ずいぶん行ったものなぁ)
このチラシと共にチケットの半券が数枚出て来ました。その分のチラシはどこかにあると思うのだけどまたいずれ。

とりあえず
1996年2月 第十二夜は松本清張「二階」・山本周五郎「その木戸を通って」
1996年11月 第十三夜は小泉八雲の「破約」・田中貢太郎怪談六作品。
1997年7月 第十五夜は宮部みゆき「小袖の手」ほか
1999年2月 新作書き下ろし「七つの怖い扉」、と見ているみたい。場所は全て近鉄アート館。いい劇場でした。

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このチラシは十二夜のもの。えらく光っちゃったわ。

「ヴェニスの商人」

四季が続きます。
1997年「ヴェニスの商人」近鉄劇場。おなじみのシェイクスピアでございます。

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四季は作品主義だそうで、もちろんそのやり方のいいところもあるのでしょうが、所謂演劇的興奮というかライブならではの醍醐味というのが薄れてしまうような気がします。特にストレートプレイはそうね。

それでも日下武史さんは素晴らしかったです。あのシェイクスピアの台詞に振り回されず、聞いているだけで心地よい声と朗誦術はシェイクスピア劇のまた新しい楽しみ方を教えてくれたような気がしたものです。

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日下シャイロック。

「美女と野獣」

1997年の大阪MBS劇場。大阪初演。
パンフレットにはさんであった「本日の出演者」を見ると豪華!そして相当昔の出来事なのに舞台をするすると思い出します。四季でくれるキャスト表の意味はこんなところにもあったのですね。

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ベルが堀内敬子さん、野獣が荒川務さんのカップルです。私は秋本みな子さんが好きだったのですが、このバベットもキュートでした。

2021年5月 5日 (水)

「ロミオとジュリエット」

1998年 彩の国シェイクスピアカンパニー「ロミオとジュリエット」。
ロミオ・大沢たかお ジュリエット・佐藤藍子 蜷川幸雄演出。
この角度から写真撮られても美人だなんて佐藤さんはお綺麗なのねぇ。特に鼻の穴の形、と妙なところに感心。

佐藤さんはこの前年のドラマ「総理と呼ばないで」のお嬢さんの印象が強くて、ジュリエットはあまり合っていないように感じました。けっこうおきゃんなジュリエットだったように記憶しています。

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「華岡青洲の妻」

1996年文学座「華岡青洲の妻」。
於継・杉村春子 青洲・江守徹 加恵・平淑恵というザ・文学座という布陣です。
杉村春子見たさに足をはこび、その口跡の美しさと個性に圧倒されました。とは言え芝居のアンサンブルという視点では杉村女帝が突出していて文学座らしさのあまりない、スターシステム演劇のような「華岡青洲の妻」だと感じました。

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「桂枝雀・べかこ二人会」

1991年「桂枝雀・べかこ二人会」
労音主催の地方公演でした。

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第七回「米朝一門会」

1998年第七回「米朝一門会」。
3回公演のうち最終日の日曜を聞きました。上方落語大好き。演劇好きとしては変形の独り舞台として見る部分もあります。

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