« 2020年1月 | トップページ | 2020年3月 »

2020年2月

2020年2月16日 (日)

直木賞受賞エッセイ集成

「直木賞受賞エッセイ集成」(文藝春秋)という本を読んでる途中ですが、これ滅法面白いです。
タイトルからわかるとおり、直木賞受章直後の作家に依頼された20枚の記念エッセイ集で、平成十二年下半期以降の36本で編まれています。
超多忙且つ多分精神的にも普通ではいられない中の執筆だと思われますが、やはりこういう状況でこういう内容の原稿は皆さん力が入るのか、なんと言うか圧が凄い力作の数々が読めます。

 

世間の注目も高く、新しい読者をつかめるかどうかの節目、人生におけるいくつかの山のひとつの頂上にいる状態でかかれた自伝エッセイですから、そりゃあ力作も揃うというものです。読み応え充分、おすすめ。

1

我がご贔屓、奥田英朗氏は当時受賞作の主人公と奥田氏の架空対談を書かれたそうですが、この本への再録は恥ずかしくてお断りになったとか。
ところが「断ったらエッセイが載らないのはあなただけ」という状況になり、十年後に新規に書き改めたものが載っています。この柔軟なのか頑ななのかのわからなさ、大好きですね。

 

ところで、松井今朝子氏のものを読んでいて思わず驚きの声をあげてしまいましたよ。
何作か拝読しているものの、プロフィールについてはあまり存じ上げず、たしか松竹にいらしたんだよなぁという程度の知識しか持ち合わせていませんでしたが、このエッセイを読んであそこのお嬢さんかと知り、それなら見てきたもの、会ってきた人もそれなりで、あの独特な江戸の雰囲気の描写はこのあたりにも秘密があったのかと膝を打ちました。
憧れの諸氏のお名前が登場する演劇畑のキャリアの話も大変面白かったけど、『ぴあ歌舞伎ワンダーランド』の監修をしたという点が一番の驚き。
この本、私がまだまだ歌舞伎初心者だった頃に(今もそう変わらんが)ずいぶん助けられた1冊だったんですよー。
演目解説、写真の多さ、独特な表現の解説からあれこれまでカユいところに手が届きっぱなしの内容で、面白くて実用的な一冊なんです。
まだ手元に持っているので書棚の奥からひっぱりだして見れば、奥付にはあらほんと「監修 松井今朝子」の文字がありましたとも!へえぇ。

Img_8072

Img_8073

「直木賞受賞エッセイ集成」は巻末に直木賞受賞回のデータと受賞作家のプロフィールが載っている点も親切な一冊。
今まで読んだことのなかった作家の作品もこの本から辿れそうです。

 

2020年2月11日 (火)

ぬいぐるみの洋服作り

休日で、掃除も洗濯も済ませて時間が出来たがどこかに出かける気はしない。
なにか適当な手仕事でもしたいなと思ってぬいぐるみにスカートを縫ってみました。

 

Img_8056

 

いつも居間の棚に寝そべっているこのカエルちゃん。裸なのでなんだか寒々しいなと思っていたのです。
自分の洋服などを縫うときとは違って、こういうものは目分量、手ばかりで縫い進めて、失敗したらそのときに展開を考えるのが暢気で楽しいのです。
色々ストックしてある中から、プリントに刺繍が入った繊細なハギレがカエル色にぴったり合ったので選んでみました。
ハギレに限らず、糸、ビーズ、レースの類はけっこう溜め込んであります。

 

Img_8059

 

Img_8060

 

Img_8062

 

スカートはふわっとするように二重仕立てにして、片方の裾に木綿レースをつけてみました。ウエストもとのままではそっけないのでグリーンの木綿レースで飾りつけ、ゴムを通して穿かせてみました。おぉ、お尻丸出しより可愛いやん。

 

Img_8063

 

スカートが出来ると上半身が寂しく見え、布も少し余ったのでなにかもう少し…
ケープを作るには布が足りないし、万歳したポーズに合わないなと少し考えて、ここはおリボンと行きましょう。でっかいのがきっと可愛い。

 

Img_8065

 

同じレースをあしらってスカートとのお揃い感を出し、薄く綿を入れてふんわりとさせてみました。
リボンをつけてあご下でちょうちょ結びに。リボン中央についているのは、片方無くしたイヤリングについていたグリーンの天然石ビーズを留めてみました。

 

きゃー、ラブリー♪よく見ると荒い作りだしリボンデカすぎな気もしますがまぁいいや。お人形の服は作ってて気楽でいいわ。

 

Img_8069

 

今日のBGMはナンシー・ウィルソン。大好き。
冬の午後、楽しゅうございました。

 

« 2020年1月 | トップページ | 2020年3月 »