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2019年3月

2019年3月21日 (木)

鶴橋駅ブックオフ閉店セール

JR鶴橋駅のブックオフが閉店しました。
この店舗、ホームに「階段降りて5秒」と書いた看板が掲げてあり、それが嘘じゃないということで大変に有名な店舗でした。何せ、駅の通路に改札があってイコカをタッチしたらもう店内。知らなかったけど鉄オタさんや妙な風景マニアさんがわざわざそれを見に訪ねてくる場所だったそうです。
このJR鶴橋駅というのが妙に入り組んでいて暗くて古い。
近鉄と地下鉄(大阪メトロになったのね)も一体になって、でも「ターミナルビル」という便利さやスマートさはなくゴチャゴチャ。詳しくは知りませんが戦後のカオス状態を引きずったような妙な香り漂うムードです。
ブックオフ部分は昔はショッピングビルだったみたい。
閉店を知ったのは一週間ほど前。
興味があったので帰宅中途中下車して行ってみましたが、そのときは全品50パーセントオフでした。すごい人混みに一瞬意気込んだものの、棚はどう見てももう人が漁った残り状態がアリアリで、苦笑しつつざっと見て退散しました。
転売目的の方たちの情報交換があり、こういう時はイナゴのように大量買いされるそうで。
昨日3月20日、電車の中で今日が閉店日なことをなぜか思い出して、どんなもんかなとまた途中下車。
駅直結ですからね、こうやって気軽に降りられるわけです。
やっぱり激混みで、棚はかなりの部分がカラでしたが一週間前と違うのは割引率が90パーセントになってること。
もう何日も、何人もの人が掻き分けた残り物状態でも9割引きなら話が違うので何か無いかと探すものです。
この感じ、何かに似ていると思ったらアレ、ポップコーンに似てない?
フライパンでパンパンと爆ぜたのを大皿に盛ってワシワシと食べ、後に残るは中途半端な出来損ないと、爆ぜなかった豆。
でもまだ口寂しくて半分爆ぜたのの中から比較的大きいのを食べてみたら意外とウマい。
残った小さいのを齧ったらウマくは無いが一応食べられる。
最後の豆なんて歯が折れそうだし食べたくもないのになぜか変な意地でガリッとやってみたら噛めて、不思議な達成感がある。
最終日の拠り残りから掘ることに意味がある…そんなことを考えつつ、なんと12冊も拠り出したワタシ(呆)。
どういうわけかちゃんと爆ぜた豆も残っていて、この2冊はうれしい。
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「見る美 聞く美 思う美―「画家バルテュス」とともに見つけた日本の心」節子・クロソフスカ・ド・ローラ著、バルテュスの奥様ですね。
オンシアター自由劇場「もっと泣いてよフラッパー」串田和美さんの戯曲。これは持ってなかった。

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レシートを見返したらすごい値引き状態でした。他に宮藤官九郎や町田康、フィギュアの宮本賢二さんの対談集など。当分楽しめそう。

※ココログの仕様変更。ものすごく使いにくいわ~


2019年3月10日 (日)

「Got You OSAKA」で疑問符

今日はFM COCOLOを聞きながらドレッサーの整理。
貰ったまま放置していた試供品は洗面所へ持っていってすぐ使えるようにしたり、中途半端な色だけ残ったままのアイシャドーはもう使わんやろなーと処分して、スポンジやブラシも洗浄。すっきりしました。

そんな作業をしながらトータス松本さんの「Got You OSAKA」を聞いていたら
ORIGINAL LOVEの「bless You !」から『疑問符』が。
街で、ラジオで思いがけず好きな曲を聴くのってとても幸せになりますね。

「最近僕の一押し、素晴らしい新譜。打ちのめされました」と言っておられましたよ。
今日の放送は録音で、トータスさんと田島さんは「ギタージャンボリー」ですね。レーベルメイトにもなったお二人一緒のお写真や感想があるでしょうか、楽しみです。

それにしても、ウェブ上のインタビュー、雑誌、ラジオ、テレビと各媒体、もう追いきれません。
ついてくのに必死。

「ラブ・ミュージック」のゼロセットは演奏も演出もカメラワークも素晴らしかった。
今週はBS朝日の「My Anniversary SONG」、この番組面白いですよ。ゲストは一人で話もじっくり、歌もしっかり、髙嶋政宏さんはお話し上手だし音楽にとってもお詳しく愛がある。贅沢に楽しめそうです。

フジロック出演のニュースはちょっと興奮だし(出演者告知のビジュアルも最高!どなたのデザイン?)なによりもVIVA LA ROCK2019、さいたまスーパーアリーナで「ひとりソウルショウ」スタイルって

カッコ良すぎでしょ

2019年3月 2日 (土)

大和郡山「盆梅展」と「大和な雛祭り」へ

とても暖かかった先日、大和郡山市で開催中の「盆梅展」と「大和な雛祭り」に出かけて来ました。
盆梅展は第16回目、ひな祭りは第8回目。どちらも大和郡山の春先の風物詩として話題の催しです。

近鉄郡山駅で下車して盆梅展会場の郡山城跡へ。
ちょうど見ごろの花を楽しめました。いい香り。
ひとつの木に紅白の花が咲いているものはどういう仕組みなんでしょう。そういう種類なのか接木をするのか。
入場料は450円でしたが、65歳以上の方は50円引いてくださるようです。
入り口の張り紙を見たツレが「証明するもの無いね」と話していたら、聞きつけた受付の方が自己申告でいいんですと言ってくださいました。よかったね。

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花を楽しんで屋外に出たらなぜか猿まわしをやっていました。
なんで?と思いつつもお猿のけなげな様子とお姉さんの話術についつい見入ってしまいました。お猿さんはよそ見したり毛づくろいしたりで移り気だったけどやるべきときは集中して頑張っていたのでおひねりを奮発してしまいました。2歳のこころちゃんと言ったかな。平日なので20人ほどのお客さんでしたが、皆さんウケてました。お猿可愛いねぇ。猿回しはじめてみました。

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で、お雛さまでした。
駅前で頂いた地図を参考に、町中のあちこちに飾ってあるお雛様を拝見しながら散策します。
普通のご家庭、お店、公共施設など、とても全部は見て歩けない量のお雛様が展示してあり、日によっては色々催しも楽しめます。
郡山は城下町。歴史ある古くからの町ですから、立派なお雛様をお持ちの方が多いので、秘蔵せずに町ぐるみでご披露しましょうという町おこしのイベントです。

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中でも素晴らしかったのは「町屋物語館」(登録有形文化財「旧川本家住宅」)です。昭和33年まで遊郭だった建物を公開していて、この時期は建物中お雛様を飾っておられます。小部屋がずらりと並ぶ作りに、なるほど遊郭だわと納得しつつ、お部屋ごとのお雛様を堪能しました。古いお雛様は最近珍しい御殿飾りのものが多くて豪華さに見とれました。

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で、個人的な今日のハイライトはここから。町屋物語館を出て路地を歩きかけたら目の前に源九郎稲荷神社というのぼりがありまして、せっかくだからお稲荷さんにお参りもしましょうと軽い気持ちで鳥居をくぐりました。
そしたら市川猿之助丈がお参りした痕跡がある。「…?」
中村勘九郎丈お手植えの梅がある。「…??」
「…!!」あーっ、義経千本桜かー。源九郎狐。狐忠信だーっ。うわっ、知らなかった。
何度となく見てきたお芝居なのに、縁の神社がここにおわしますとは。頭の中にチコちゃんが出てきて「ボーッと生きてんじゃねーよ」と叫びましたわ。
急にそわそわとあちこち拝見してお参りしてテンションあがった勢いで、近くの大変美味しい源九郎餅もいただいて大満足の一日になったのでした。

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お出かけの際は全てのお雛様を拝見するのは大変なので近鉄郡山駅からJR郡山駅を目指しながら道沿いに見せていただくといいとおもいます。
食事をする場所が少ないのですが、私はやまと郡山城ホールのカステッロというお店でお昼をいただきました。盆梅展は3月10日まで。大和な雛祭りは3月3日まで。

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