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2019年1月28日 (月)

改題と誤植

電車に乗ってさっき古本屋さんで買ったばかりの文庫本を数頁読んで
「あ、またやってしもーた」と気づきました。
この本、単行本で持ってる…2冊目やん。

 

同じ本を2冊買うという失態を稀にしでかしてしまいます。
図書館で読んだことを忘れて買ってしまうとか、数冊組のものを巻数ダブってしまうとか、そしてこの本のように「改題」されているのに気づかない場合とか。一番ガッカリするのはこの改題に気づかなかったパターンです。

しばらく読むまで気づかない自分の頭の出来を棚に上げて言いますが、改題する場合ははっきりとわかるようにしてくれ。
表紙とは言いませんが(親切なものは表紙にだって書いてありますがね)
扉裏か、中表紙くらいには明記して欲しい。
でないと「2冊買わせよう作戦」のためにわざわざ改題したと解釈してしまいますよ。

 

この本、単行本の「さらば勘九郎」が幻冬舎から2005年3月初版発行、
文庫本が「勘三郎、荒ぶる」として幻冬舎文庫から2010年2月初版発行でした。改題の断りは後ろに小さく載ってるのみ(怒)

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まぁ、古本屋さんで買ったわけですし、そう怒る権利もないといえば無いんですが、うーん、やっぱり悔しいわ。
悔しいついでに書いてしまうと、単行本での誤植が文庫になっても直ってないっ。

 

勘九郎(当時)と野田秀樹氏との関係に頁が割いてあり、何度も何度も劇団名が出てくるのだけどそれが全て「劇団 夢の遊民社」になってるのよ。
言うまでもなくこれは「劇団 夢の遊眠社」で、あなた、そんじょそこらの劇団じゃありませんよ、80年代小劇団ブームの中心劇団であり間違いなく現代演劇の礎たる劇団のひとつですよ。
まだある。
六代目笑福亭松鶴のルビが「しょうかく」となってて、これも当然ながら「しょかく」で、なんで著者(小松成美氏)のゲラチェックも出版社の校正もパスしてしまったのか唖然としたので読んだ時にメモして単行本に挟んでおいたのです。(性格悪し)

 

で、これは単行本初版なので無理して目を瞑るとしても、文庫を確認したらまだ直ってない。どうなってるんだ。
なんだかもう2冊買ってしまったことへのムカツキがどこかに行ってしまいそうですが、そもそも改題にひっかからなければこの雑なつくりにも気づかずに済んだ訳ですからおさまりがつかない。本ってこんなに杜撰に作るもの?幻冬舎って本を愛しているように思えないことが自分の経験上多すぎる。

 

救いがあるとすれば、文庫にはジェームズ・リプトン氏(『アクターズ・スタジオ・インタビュー』の素晴らしいインタビュアーの先生ね)
と勘九郎の対談および宮藤官九郎の解説が載ってます。

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