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2018年1月 8日 (月)

風雲児たち~蘭学革命篇

元旦に放送の正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇」。
じっくり見たくて録画分を今頃になって見ました。面白かった。

うーん、これぞ正月時代劇!老若男女皆楽しめたんじゃないでしょうか。
お正月にコタツで家族揃って見るのにぴったりで、小学生くらいの子供さんが
判らないところをご両親やお正月を一緒に過ごす親戚の方に補足してもらったり、3学期が始まって図書室で関連本を手に取ったりするところまで想像してしまいました。
三谷さんが常々エッセイなどで、ご自分がドラマや映画をきっかけに想像力を広げ、歴史オタクになったりという道筋を通ってきたことを書いておられます。
まんまと次世代の子供たちがハマってくれそうな点でも素敵なドラマでした。

欲を言えばもうすこしじっくり見られたら。
あと30分くらいあったらなと思いました。

出演は所謂三谷組の皆さん、というより「真田丸」の皆さんだなというのは気づいていましたが、その中でも徳川側の人はいなくて、豊臣方のキャストばかりだと言うのは指摘されるまで気づきませんでした。
こういう凝りかたやこだわりがさすがです。

多才な平賀源内はもう山本耕史さんの他に誰が出来るのって感じ。
山本さんは三谷さんに遊ばれたりちょっとイジワルされたりでとっても愛されてますよね。
長野里美さんが咳き込むシーンや近藤芳正さんが鮭トバ齧ってるのとか、わかりやすい真田丸くすぐりもありました。
新納慎也さんは御髪本当に剃ってしまわれたのねぇ。でもそれだけの値打ち(?)はあったと思います。ご本人のなんとなく可愛らしいキャラクターで杉田玄白がなんとも魅力的でした。
あと、音楽が素晴らしかったですね。(言われなくても聞けばわかる、荻野節メロディの荻野清子さん)

惜しいのは前野良沢の長女役の方。箒使ったことないでしょ。あれではものは掃けませんぜ。
(と、思って調べたら元ジェンヌさんみたい。音楽学校の強烈な掃除は掃き掃除担当じゃなかったのね。でも和物やらなかった?)
次女役の方はお芝居そのものが辛い。ごめんなさい。

何を見るときも予備知識はなるべく持たないことにしているので、事前にご覧くださいという内容の宣伝特番もまだレコーダーの中。2度放送したうち夕方の1度は飛んでしまったそうで、早朝分を録画したのはラッキーだったのかしら。これから見ます。

あと、NHKの「風雲児たち」サイトの充実度がすごいです。
中でも役者が役柄の人物のまま答えているインタビューが面白い。(そして腑分け人が小林隆さんだと知る!)
これ役柄をどれだけしっかりつかんでいるかという意味で演劇訓練でよくやる手法なんですが、台本がありそうな人、ぶっつけっぽい人取り混ぜてすっごく楽しめます。いつまであるのかな、必見です。

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