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2017年8月28日 (月)

中田カウス・ボタンの漫才一筋半世紀

多分関西ローカル番組ですが、8月27日夕方の「中田カウス・ボタンの漫才一筋半世紀」をたまたま見たら面白かった。

ご両人(古い言い方だなぁ)にスタジオでコンビ結成からの50年を振り返っていただきましょうというものです。
相手を務める桂文珍さんの話の掬い上げが上手く、軌道から外れぬよう配分しながらの聞き役をさすがだなぁと感心していたら一時間足らずの番組を全部見てしまいました。(たとえ台本通りだとしてもやっぱり上手いよ)

カウス「絶えず相方にもネタにも疑いをかけるというのがある。
疑いをかけることでしか前に行けない辛さがある」

文珍「疑いをかける、とは?」

カウス「今日、こんだけ爆笑とったけど、この笑いで誰かお客さん傷つけてないかな、とか、笑いをとったけども下品やったかな、とか、いつも疑いをかけることでしか成長はない」

このくだりが印象的でした。

私は一部を除く最近のお笑いというものにどうも付いていけなくて、それは単に年を取っただけとも言われそうですが、笑う以前にひやひやしたり不快だったり困惑したりすることが多いからだと思うんですね。

どぎついことって確かにおかしみと表裏一体だったりします。
やりすぎることからくるなんともいえない笑いは大好きです。
でも、差別的なこととか極端なアクションとか、卑属、攻撃的なことを無理矢理勢いだけでねじ伏せるのは上質ではないし、飽きも早い。
(あ、もちろん全てではないです。とんでもない材料を特殊な笑いにしてくれる稀な例もありますね。そういう超ド級の芸はまた別の話)

カウス氏の発言を頭の隅に置いておいてくれるだけでそういうお笑いもずいぶん変わりそうなものなんだけど。

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