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2016年8月30日 (火)

本木雅弘「D+F+M 東へ西へ」

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」放送のうち、無料のプログラムだけORIGINAL LOVE 目当てに視聴しました。
「接吻」一曲だけですが、WOWOWさんノーカットで放映してくれてありがとう。
雰囲気だけでも夏フェスを楽しめました。
しっかし、暑そうだ。真夏の晴天の午後一番暑い時間帯でライトに照らされつつ、もしかしたら太陽に向かって歌ってる?
マイクを持つ田島氏の肘から汗がポタポタポタポタ途切れずに落ちているのを見て、これは「苦行」かと思わずおののきました。
他には人間椅子が良かったです。あと、BABYMETALを初めて見ました。うーん、どうなんでしょ。

さて、体力無くて夏フェスなんて考えられない、インドア派の私は部屋で遊びます。
前回の「ロミオ道行」に端を発した、「田島貴男さんの提供曲を聞いてみようシリーズ」第二弾です。
いつの間にシリーズ化してしまったのでしょうか(笑)

誰かの作品に参加している田島氏ご本人の歌が聴けたり、プロデューサーとしてかかわっている作品などは個性が色濃く出ているので積極的に聞いてきたのですが、曲提供のみで歌唱は別という場合は、機会が無くて(要するに買うほどではなくて)後回しになっていました。

が、図書館ユーザーの私。
最近になって思い立って検索してみたら、そのノータッチの作品を収録しているCDがいくつか見つかったではありませんか。
その作品をお目当てに楽しみつつ、今まで縁のなかった方のアルバムを聞いてみましょうというわけです。

ワタクシ基本的には、本もCDも対価を払って、作り手にわずかでも還元したい派です。
が、その一方で初見の作家さんの単行本に二千円のお支払いをして、合わなかったときには本気で悔しいという庶民でもあるのです。
なので、図書館や古本はその間に立って出会いのきっかけを作ってくれるものと位置づけています。(調べ物したり絶版を読んだりというのはまた別の話ですが)
実際、出会いは図書館でも手元に置いておきたくて同じ本を買いなおしたり、好みの作家さんだったのでその後新刊を待ちわびて買うようになったということも多々あります。
わかりやすく言うと、今回は無料で借りたもので遊ばせていただきますが、好みのアーティスト探しにつながればちゃんと買う心積もりはありますよと、念のために付け加えておきます。

さて、今回は本木雅弘さんの「D+F+M 東へ西へ」というアルバムです。
タイトルの意味、さっぱりわかりません。92年ってモックン的にはソロになって数年が経ち、ヘアヌード写真集出したり、本格的な俳優になった頃みたいです。
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作家の顔ぶれが豪華です。玉置浩二・森若香織・朝本浩文・小西康陽・田島貴男。タイトル曲の「東へ西へ」は井上陽水のカバー。
なぜか荒井由実の「ベルベット・イースター」のカバーも入っています。これ意外とよかったです。(敬称略)
クレジットが不十分で演奏者はおろかプロデューサーも不明。こんなCD初めてやわー。ミュージシャンもスタッフさんも立つ瀬ないねぇ。
雰囲気から朝本さんプロデュースかなと想像しますがどうでしょうか。

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大変不安定なボーカルです。
その音はどこへいくのか、それで合ってるのか、自信一杯で歌っていますがこちらの眉間には深いシワができます。おのれモックン、このシワどうしてくれよう。
同じ動機で藤井隆さんの「ロミオ道行」を聞いた時に、つい筆がすべって「ヘタ」なんて書いてしまいましたが、藤井氏の方は「味があるかも」に表現を変えて、「ヘタ」はモックンに献上したい。

ハウス?クラブっぽいのやレゲエっぽいアレンジ。お洒落で個性的路線というのでしょうか。
田島氏の作品は「THE CRYSTAL」(詞・曲・編曲)と「BLUE NOTES」(曲・編曲)の2曲。「BLUE NOTES」の詞はなんと小西康陽さんです。
「THE CRYSTAL」はクールでジャズっぽいカッコいい曲です。これいいなぁ。
ただ、提供曲って歌う人の音域や力量を考えて作らなくっていいのかしら。本木くん完全に手に余っています。
詞に登場する Anicient Ocean って「古代海洋」と言う意味だそうで、田島さんがお好きそうな世界ですね。
聞き覚えのあるセンテンスにもついニヤニヤ。後の「ホモ・エレクトス」に引き継がれたのか無意識なのか、田島さんご自身「原始への憧れがある」そうなので無意識っぽいか。

「BLUE NOTES」はホーンたっぷり、華やかに走るピアノ。これまたカッコいい。小西さんらしいワードが散りばめられていてうれしさのあまりクッション抱いてヒャーヒャーと悶絶しましたよ。

えーっ、この2曲田島さんで聞きたいなぁ。
作ったことをちゃんと覚えているかしら。忘れてそう

このアルバムがリリースされた1992年7月はORIGINAL LOVE「結晶」が発売された直後のタイミングとなります。「THE CRYSTAL」は結晶に入ってても違和感無いと思います。

で、ちゃっかりウィキペディア見ちゃいますが、この年の田島さんは提供多いです。
ちわきまゆみ・石田純一・クレモンティーヌ・井上睦都実・池田聡各氏に加えてこの本木雅弘さん。曲提供だけも編曲含めてもありますが、クレモンティーヌの「アン・プリヴェ 東京の休暇」なんて3曲も参加してるし(このアルバム好き!)それだけじゃない、『SESSIONS』もこの年リリースで、高野寛さんとの「冬物語」もこの年で、ライブやってプロモーションやって制作もやってCMもやって、人ってこんなに活動できるかって勢いです。

2016年の今も田島さんという方はよく働く人やなぁと日々感心しつつ驚いていますが、1992年はその比じゃないような感じですね。

本木さんは現在放映中のサントリーのCMでちらっと歌っていますが、24年経ってもけっこうな破壊力です。
俳優さんとして大成して良かった。

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