100均の花バサミ
私の職場では年2~3度、多くのお客様をお迎えする時期があり、その時だけはカウンターに花を飾ってささやかな歓迎ムードを演出しています。
花を活けるのはなぜか私の役目で、大した心得はないものの好きな作業なので、喜んで花を買い込み、ちまちまと向きを変えたり長さを調節して悦に入っております。
その作業の花バサミや剣山などは自前のものを持参して使ってきました。
今回、そのことを上司が初めて知りまして、それでは悪いから経費で専用の新しいものを購入するようにとありがたいお言葉をくれました。
ただし経費削減の折から100均でという注文つきです。
そこで買ったのがこれです。某100円ショップの園芸用はさみ。
この写真を見てすぐ「これはアカンやん」と思った人はすごい注意力だと思います。
私は気づきませんでした。なにがアカンかお分かりでしょうか?
お答え。
…使わない時に刃を閉じておくためのストッパーが付いているのですが、この金具が大きすぎて邪魔になり、刃先がこれ以上開かないのです。
えぇーっ!
作った人は一体なにを考えとんねん。
モノを作るプライドはないのかっ。100円に甘えとんのかっ。
スタッフ一同ひとしきり怒ったりウケたりした後は、刃が開いたままになってもいいから、とにかくこのストッパーを取ったらええんやということになり、
1.ペンチで力任せに引っ張る人、
2.マイナスドライバーをねじ込んでテコの原理ではずそうとする人、
3.机の角にガンガンたたきつける人
と、三人がかりで頑張ってくれたものの、文殊の知恵も力も役立ちませんでした。まったく無駄な方向に頑丈でした。傷はついたがびくともしない。いっそ壊れて欲しかった。
せっかく買ったし、これはこれで使えますと健闘に感謝して笑顔でおさめたのですが、実際は無理。
枝物はどうするねん。切られへんやん。
仕方なく持ち帰るはずだった自分の花バサミを、またそっと引き出しにしまって敗北感と共に帰宅したのでした。くっそー。
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