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2016年5月

2016年5月30日 (月)

渋谷系

28日深夜放送のEテレ「ニッポン戦後サブカルチャー史90'sリミックス」を視聴。
インタビューや当時の様子、MV(当時はPVよりミュージックビデオって言わなかったっけ)が流れるのは面白かったものの、番組としてはどうだったのかな?

最近また「渋谷系」という言葉をよく聞きますが、どうもすんなり納得する定義付けや解説は無理なコトバのようで、誰が語っても「そーなのか?」という感じがしてしまいます。
この番組の宮沢センセイも失礼ながらなんだか良くわかりませんでした。
(HMVがHis Master’s Voiceから→渋谷ハチ公との共通性を語る流れはちょっと面白かった…)

2、3年前に話題になった若杉実氏の著書「渋谷系」も読みましたが力作で楽しめたものの、これが決定版かと言うとやっぱりよくわかりません。
語ろうとすると当時のサブカルチャー全てを無視できませんしね。

「渋谷系」で今番組を作るなら、型にはめず、漠然としたコトバのまま、結論は出さないという前提で、音楽・グラフィック・ファッション・出版など多方面から詳しく弁の立ち、当時を体感した人が、この番組で流れたようなインタビューやらフィルムを眺めつつ、まとまらぬ話を感情的にならず語る、というのを一番見たいかも。
BSでぬるく夜中に3時間くらいダラダラと。NHKさん、どうでしょう。

私個人は世代的には合致しますが、ド田舎のコだったので(今もだが)ボーダーのカットソーを着たところで田んぼで合った近所のおばあちゃんに「シマ模様好きやねぇ」と言われておしまいでした。
そうそう、会社の昼休みに「オリーブ」の最新号を読んでいたら、先輩女子に「それ高校生くらいの雑誌やん。JJとか読めへんの?」と言われたのをなぜか良く覚えています。

さて、オリジナル・ラブの「俺は渋谷系じゃない」発言がこの番組でも取り上げられていましたが、
ふと思い出して古雑誌を出して来ました。
「音楽と人」1994年10月号。オリジナル・ラブ田島氏のインタビュー。
もうここですでに「渋谷系」は「実体のあやふやな、マヌケな言葉」だとリード文にあるのを発見。
 
ロング・インタビューですが、ともかく
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「あ、渋谷系だ」 「うるせえ!」って感じ
というこの小見出しが全てです。いいなぁ。
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ついでに記事中のお写真も。
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こちらは裏表紙の東芝EMIの広告。

オリジナル・ラブと言えば新譜の「ゴールデン・タイム」ようやく予約しました。
本もCDもなるべく実店舗で買うように心がけているのですが、今回は結局アマゾンにしました。
と、なると送料調整になにか一緒に買おうと考えてチャイ用のミックススパイスをポチリ。

理由 → 田島氏宅でカレーをレクチャーしたトータス松本氏のお顔を見ていたらチャイが飲みたくなったから。(5月28日田島氏のインスタグラム参照)
トータスさんがバイトしていたカンテグランデからの連想ですなー。

それにしても松本さん、いかにも「美味しいものを作る姿」だわ。
料理上手な人って立ち姿からして決まっていますね。見えているのはニンニク・トマト缶・お肉とオイルかな。左利きなんでしたっけ。

ついでに
29日深夜の「魁!ミュージック」見ました。
これはいったいなんだったんだ??
とりあえず焼酎飲んで気持ちよく酔ってたのは一気に醒めた(笑)
録画したら良かった。もう一度見たーい。

2016年5月25日 (水)

マンゴーの缶詰

お友達の旦那さんが仕事帰りに突然立ち寄って「おすそわけ。やるワ」と缶詰をひとつくれました。
でかい。業務用のマンゴーの缶詰です。ひゃー、うれしい。
賞味期限が残り数ヶ月となって、廃棄寸前なのを会社の皆様で数個ずつ持ち帰ってきたのだとか。
彼は食品関係のお仕事で、時々こういったおすそわけをくださいます。
聞けば帰宅途中の知り合いの家やらご実家やら、あちこちに配り歩いているそうでまだいくつも車の座席にゴロンゴロンころがっていました。
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これがその写真です。
横に大きめのマグカップを置いてみました。高さ30センチ近い缶で内容量3キロと書いてあります。3キロ!
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キコキコ開けてみたらおぉ、こういうのですか。
てっきり半割の形が入っていると思っていたらサイコロ状態マンゴーでした。
味見したら甘さは控えめでとても美味しいのですが、ものすごい量です。
シロップを控えてなるべく身だけをタッパーに移しました。これは冷蔵庫内に保管して近日中に食べる分。プレーンヨーグルトといただきましょう。

あとはひたすらシロップを切ってジップロックに移し、平たくして冷凍庫へ。
凍ったまま食べてもシャーベットみたいで美味しいかもと思ったのと、とにかく凍らせないと持たないでしょう。5パック出来ました。

お友達にお礼を兼ねて電話したら、牛乳と一緒にミキサーしてドリンクとか、ゼリー寄せというアイデアが出ました。良いかもしれません。
さらに出たマンゴー炊き込みご飯とかマンゴーの煮物のアイデアは良くないね。却下。
彼女は見ただけでもう飽きてしまっておかしくなりそうなんだとか

とにかく、パンケーキを焼いて、生クリームとココナッツシロップをどっさりかけた上にこのマンゴーを大量にのせて食べました。
…幸せでした。1000カロリーくらいあったかも知れん。もっとあったかも。いや考えない。
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さて、庭ではゼラニウムが今年も傍若無人な咲きっぷりです。雑草のように茂りまくっています。
朝顔に釣瓶ならぬゼラニウムに物干し竿で、洗濯物を干すところが半分になってしまいました。
かなり思い切って剪定しておいたのに、それがかえって成長を促したようで、私はアホかと。
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綺麗だし、葉からいいい香りがするのでいいんです、いいんですが夏中これかぁ。

2016年5月20日 (金)

雑誌「リンネル」7月号 リサ・ラーソンBIGトート

久々にオマケに惹かれて雑誌を買ってしまいました。雑誌「リンネル」の7月号、付録はリサ・ラーソンのBIGトートです。

エコバッグいくつ持ってる?この雑誌読むの?などという天の声が聞こえましたが、可愛いのでいいのです。即レジへ。
帰宅してみてみたら、これが中々素晴らしい出来でした。780円の雑誌付録によくこんなの付けられるなぁ。

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まず広げたところがこれです。ポケットサイズに畳んであったものを広げたところなのでシワが多いですが、中にモノをいれたら気にならないと思います。色はブルーグレーです。この写真ではちょっと紺色寄りに写っているかも知れません。

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このまま裏返したのがこの写真です。マイキーがいる部分、広げたときはファスナーポケットとして使えますし、畳むときはこの部分に折り込むことになります。
大きさ比較のため、手近にあったサーディンの缶詰を置いてみました。

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小さくするとこうなります。トートの大きさの割りにはかなりコンパクトになりますし、軽いです。

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さらに良いのは、口があけっぱなしでなくてファスナーで閉じられます。その引き手にも可愛いマイキーのチャームが付いています。この部分はけっこう大きめで持ちやすい反面、重量もあるので、取ってしまうとさらに軽量化できると思います。

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もう一つ、カラビナも付いています。本誌写真では畳んだバッグをこれで吊り下げて使用していましたが、私は必要ないかな。可愛いのでなにかには使えると思います。バネもしっかりしていました。

街でどなたかと無茶苦茶カブりそうではありますが、軽くてコンパクトでファスナー付き、ホント、良くできています。持ち手の強度がちょっと気になるので、個人的にはミシンで補強してから使う予定ですが、そのほかの縫製は綺麗です。いいもの買いました。オマケってテンションあがりますね。

肝心の雑誌本体もパラパラと見たところそれなりに楽しめそうです。
ガウチョパンツの製図が載っていたので、後で研究予定。
(しかし縫い方説明ざっくりしすぎかも 股下のバイヤス部分伸び止めしなくて大丈夫かなー。)

そして、来月号の付録はまたまたリサ・ラーソン。また買うのか?アリジゴクのようです。

追記
手持ちのミシン糸の中に似た色が合ったので、持ち手の補強をしてみました。
もともとの二本の縫い目の真ん中にもう一本ミシン縫いして、持ち手と重なる両端部分のみ返し縫い。これで安心して持てます。
この写真は昼間撮ったもの。夜撮影した上の色目とは違ってますが、こちらのほうが実物に近く撮れています。
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2016年5月16日 (月)

蜷川幸雄さん

蜷川幸雄さんの訃報を聞いて以来、拝見した舞台を思い出しています。
何本も見ていますが、中でも印象深かったのが3本。

「仮名手本忠臣蔵」
新神戸オリエンタル劇場のこけら落とし公演でした。
パンフレットを出してみたら、チケットがはさんであり88年の10月のことだったと確認できます。
忠臣蔵の全段上演で、当然とても長かった。
今思うと、群集処理や絢爛たる色彩や物語のスピーディーさなど、蜷川演出の特徴がとてもよく出ている舞台だったように思います。
こけら落とし公演だということで、観客の望む「ザ・ニナガワ」を見せてやろうという意図だったのかも知れません。

戸無瀬と小浪の道行で天井から椿(多分)の花がポタリポタリと落ちてきたことを覚えています。
赤と白と黒の場面。これからの悲劇の暗示だったのでしょう。綺麗なシーンでした。
鳴き女が登場して、その中で物語が進んだと思います。これはコロシアムを意識したのかシェイクスピア演劇のようでした。
死に向かって突っ張る「忠臣蔵」だと思った記憶があります。

「身毒丸」
藤原竜也さん目当ての観客が多かったと思いますが、私はどちらかというと白石加代子さん目当て。
アングラのあのムズムズするような魅力を商業演劇に変身させ、エネルギッシュで素晴らしい舞台でした。
蘭妖子さんが素敵でした。後に思わずDVDを購入。
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そして、テレビ観劇でしたが「なぜか青春時代」
別れた仲間たちと約束した15年後の再会の為ビアホールを訪れる女。そのビアホールの女主人。学生運動への追憶。
そりゃもう夏木マリさんと松本典子さん(アイドルの方では無くて、木冬社の松本さんね、作者の清水邦夫さんの奥様)がすごすぎました。

この作品に感化されて作中印象的だったホイットマンの詩集を買い「草の葉」を暗誦するわ、劇中ここぞというシーンで流れる(ほとんど反則ワザ)プロコル・ハルム「青い影」を聞いては陶然とするわのハマりっぷりでした。恥ずかしい。
でも、今でもこの曲を聞くと劇中世界に引きずられるようです。

去年、寺島しのぶさんのブログで、蜷川さんが車椅子に乗っているお姿を見てあのパワフルな方がと胸が衝かれる思いでした。
ご本人も無念でしょうが、残った演劇人の皆様の喪失感もいかばかりかと拝察します。
たくさん楽しませていただいてありがとうございました。
名も無き観客の一人からお礼を申し上げます。
ご冥福をお祈りします。

2016年5月15日 (日)

Pen 「いとしの歌謡曲」

雑誌「Pen」の5月15日号、「いとしの歌謡曲」。
松本隆さんのインタビュー読みたさで気軽に手に取ったのですが、ひとまず面白い一冊でした。

「歌謡曲」と言えばどういうものを指すのでしょうか。
私は漠然と
詞と曲はプロの作家におまかせした歌唱専門の人が歌うもので、
老若男女広い年齢層=一般大衆、をターゲットにしていて、
テレビで聞けて街中で自然に耳にして、つい誰もが口ずさむもの。
という感じで捉えていました。
布施明さんとか岩崎宏美さんとか、山口百恵さんとか演歌の皆様。
ごく平凡なイメージだと思います。

ですが、例えば「秋桜」を山口百恵さんが歌えば歌謡曲で、作詞作曲したさだまさしさんが歌えばそうじゃなくなるの?と考えると
このイメージも一気にどうかなとなってしまいます。
歌謡曲ってものごく大きいテーマで、切り取り方は色々可能なのですね。

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さて、この特集は表紙からして椎名林檎や宇多田ヒカルのジャケット写真なので、ありきたりな語り方はしませんというのが伝わります。
「はっぴいえんど」が歌謡曲の礎だという視点から松本隆さん、大瀧詠一さんを通して80年代アイドルに記事が展開します。

しかし、「はっぴいえんど」がそれまでの流れを変えた、のではなく「礎となった」と断言してしまうと、それ以前の歌謡曲はどう語るのよという気がします。作り手も多少の無理は承知の上なのでしょうか。

そういうわけで、演歌は全く触れられません。
ニューミュージック・フォークもほとんど切捨て。
70年代をルーツに設定したために、漣健児さんを代表とする和製ポップスも無視です。(←わたしこの世界大好きなんですが)

ザ・ピーナッツやクレージー・キヤッツは?
江利チエミさんのように進駐軍ルーツは?
雪村いづみさんのように和製ジャズ系は?
服部良一さんも宮川泰さんも阿久悠さんも不在ですが、確かにこのあたりまで掘っていくとキリがないわけで、雑誌のターゲット層を想定し限られた紙面のなかで多少の無茶には目をつむると、これもアリかなという特集にはなっていました。

一点、こりゃいかんと思ったのは、73年リリースのアグネス・チャンの「草原の輝き」が80年代と明記されてコラムが展開していくこと。
誰か気が付かなかったのかな。こういうの、惜しいですね。
(読んだときから強い違和感があったので思わず調べました。まさかアグネス・チャンについて検索する日が来るとは…)

紙媒体なのでメロディよりも歌詞寄りに記事が作られています。
そうなると全体を通して改めて「松本隆さん」の存在の大きさが浮き出してくるしかけです。
松本隆さんのインタビューは読み応えありました。
中でも最後の発言、引用は止めておきますが興味深いですね。
あらゆる歌い手の背筋がピッと伸びそうです。
歌の聞き手、ファンの一人としても大注目させていただきます。

♯冒頭で一応「面白い」と書いたわりに文句多いな…。木皿泉さんのインタビューも良かったですよ。

2016年5月10日 (火)

演劇チラシ6~アイ・ガット・マーマン

「アイ・ガット・マーマン」。言わずと知れた宮本亜門作の伝説のミュージカル作品です。(敬称略)

この作品を最初に見たのは89年か90年の近鉄アート館公演でした。
そのあまりの素晴らしさに声も出ず、雷に打たれたようになってしまったのをはっきりと覚えています。
小さなステージにはニ台のピアノと三人の女性キャストだけ。
エセル・マーマンの生涯をその三人が共に演じ、歌い、踊る。
シンプルなのにとにかく洒落ていてパワーもユーモアもあり、心打たれる作品でした。
そのときの三人のマーマンは諏訪マリー、田中利花、中島啓江。

東京初演のブディスト・ホールでは、まだ無名の作品なのに坂東玉三郎が見に来ていたという伝説もありました。
玉さまってば、どれだけのアンテナを張ってるんだろ?

このミュージカルを見たのは、私がMGMのミュージカル作品を見始めるようになっていた頃で、シナトラやジーン・ケリー、ジンジャー・ロジャースとアステアのあのなんとも粋なムードが、日本人の舞台作品でも見られるんだと唖然としました。
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そして1992年の再演。
B5サイズのタテ長という変形チラシなので保存している間に上部がしわくちゃになってしまっています。
チラシに載っているのは外国人女性のブロードウェイ・キャストバージョンとニュー・キャストの杉村理加、高谷あゆみ、花山佳子。
でも私が見たのは手帳のメモによるとオリジナル・キャストだと思います。

それまで、舞台好きの友人達とは「公演に誘うときは好みもチケット代のこともあるのでお互い無理強いしない」という関係が出来ていたのですが、この92年の公演は「ホンマにホンマにすごいねんっ!」と熱心に誘ってしまい、舞台好きだけどミュージカルはいまひとつ、という友人達をまんまと感電させてしまいました。
休憩時間にすでに涙目の面々。その後喫茶店で遅くまで興奮しながら話し込んだものです。
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盛り上ってエセル・マーマンのCDも買ったし。アーヴィング・バーリン作曲の「CALL ME MADAM」。パワフルでパキパキした歌い方です。
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その後も大阪公演がある度に見ました。
このチラシは2000年1月年の杉村、高谷、花山キャスト。

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こちらは2000年12月の諏訪、田中、中島キャスト。
やはりこの三人が私のマーマン達です。
諏訪さんの華やかさと田中さんのパワー、中島さんのふくよかな体が可愛らしく踊るダンス。
MGM映画冒頭のライオンシーン再現の面白かったこと。

宮本亜門さんの演出は当時からいくつも見ました。
明るくて、とにかく楽しく洒落ていて、大好きでしたが、その後アーティスティック過ぎる演出世界に行かれたようで、それもいいけどちょっとツマラナイなと
思ったものです。

近年のインタビューで、ぱーっと派手に明るい、なにも残らない作品もいいなとまた思いはじめたと言う様なことを話しておられました。
その辺りの演出術は亜門さんならではの武器だと思うのですよ。また見たいですね。お芝居を見るって楽しいんだ、と思わせて欲しい。
「エニシング・ゴーズ」「ファンタスティックス」なんて楽しかった~。これらの作品についてはまたチラシが発掘されましたら。

2016年5月 9日 (月)

某所つぶやき

けっこうデリケートな話なんですが。

無の状態からなにかを作るプロフェッショナルの人って、凡人の想像が及ばないくらいギリギリのところでやっているんだと思いますよ。
上手くいかない焦りとか恐怖とかもきっとあるでしょうが、歯を食いしばりながら前進してるんじゃないでしょうか。
そしてそのことは、ほとんどの人が想像しているんじゃないかと思います。

待ってる人は作り手の満足のいくもので、受け取る自分もうれしいものができるように、楽しみにしたり、案じたりしながらそっと様子を見ている。

でも一方では無遠慮な人や、考え無しに触れてくる人がどういうわけか何人もいらっしゃるんですね。悪気は無いとしても、傍から見てハラハラしています。 そこ触ってもエエの?触り方あるんちゃう?無神経とちゃう?

ご本人は触られてイラッとしてもブチギレるわけにもいかない。
かといって見ないわけにもいかない。
でも、本当にやらなきゃいけないことの妨げになったら意味ないし、そのうち胃に穴が開いてしまいますよ。

あのー、ツイッターをいちどスパッとやめてしまわれるのはどうですか。
もしくはワタシ詳しくないんですが、一方通行の設定とかできないものなんかな?日記主体に戻すとか。

…と、ぐるぐる考えているうちにご本人の判断で削除されたようですが、それはそれで逡巡する感情が垣間見えた気がして気の毒でした。今ピリピリしてるだろうし、しんどいんやろうなぁ。

たまたま気づいて読んでしまって、うわーっと思ったので書いておきます。

これを読んでくださる方がいらしても、なんのこっちゃわからない文章で申し訳ないです。今回は自分の覚書としてなので。はい。

葛井寺の遅めの藤

大阪府藤井寺市でちょこっと用事。
藤井寺市といえば、地名の由来でもある葛井寺(ふじいでら)のある場所で、春は藤棚が綺麗だったはずです。
花にはちょっと遅めですがついでに寄り道して来ました。

事前に近鉄の「花だより」で調べたらやはり残念ながら藤の見ごろは過ぎて「散り過ぐ」の表示になっていました。
でもまあ、お寺の場所は駅前ですし、境内を拝見してちらっとお参りするのも悪くないです。

近鉄南大阪線の「藤井寺」駅で下車します。
昔は大阪近鉄バファローズの本拠地、藤井寺球場のあった場所ですが、今はバファローズは無く、球場跡地には四天王寺学園が建っています。
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駅前の商店街を抜けてお寺に向かいます。なんか懐かしい感じがします。地味目なお店が多いせいで昭和なイメージですが、
入り口のお花屋さんには活気がありました。

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ここがお寺の入り口。西国三十三所の第五番札所で名高いお寺ですが、写真でもわかるように小ぢんまりとしていて、地元の方が自転車で気軽にお参りに来ていらっしゃるようです。毎月18日には「観音会」として、ご本尊「十一面千手千眼観世音菩薩坐像(国宝)」がご開帳されているそうで、多分その日は賑わっているんじゃないでしょうか。
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門をくぐると中は広々としています。
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藤棚はこんな感じでした。やっぱり遅かったなと思いつつまずはお参りして、たくさんある藤棚を抜けていくと…
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おおっ。白藤。まだまだ綺麗です。そしていい香り。ものすごい数の蜂がせっせと蜜を集めています。羽音がすごくて身の危険を感じます。
藤の花の蜂蜜ってどんなでしょうか。なんだか品の良い香りと味がしそうです。
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普通の藤はこんな感じでやはり花は終わっていました。白藤とは時間差があるのですね。
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奥にはカフェもあり、池には鯉も泳いでいました。

来年花の時期かつご本尊開帳日を見計らってまた来るのも良いかもしれないなぁと思いつつ短い寄り道を楽しんだ後は用事に向かったのでした。

2016年5月 5日 (木)

今日は一日ジェームズ・ブラウン&ファンク三昧

5月3日のNHK-FM「今日は一日JB&ファンク三昧」。
ずっとラジオをつけっ放しにしながら、長時間楽しみました。
耳を預けながら、手元はあちこちを磨いたり整理したり、アイロンかけたりとなにかしら家事で動かしていたのでなんだか家がすっきりとしました。
そういう意味でもよかったです。

私の一番のお目当ては、山下達郎さんがご出演の部分でした。
事前告知で夕方5時から6時ごろとあったのですが、実際は6時半ごろまでスタジオにいらっしゃいました。

さすがにそれまで5時間近く聞いているとダレて来ていて、また直前の堂本剛さんのトークが長過ぎて疲れていたのですが(ファンク好きなのは伝わりましたよ~)ファンというのは正直なもので、達郎さんのお名前コールがあると復活!
ここからは「ながら家事」の手を止めて、お茶を片手にかぶりつきで楽しんだのでした。

基本のキの話なんですが、NHKさんはあくまでジェーム「ズ」・ブラウンなんですね。
私は「ス」と濁らない派で、達郎さんはどっちだったっけと注意していたのですが、けっこう微妙。
大抵は「ス」派に聞こえ、でもときには「ズ」と言っていたようにも聞こえました。

当然自分の担当部分はご自宅でマスタリング済みの最高の音質にしてデータ持ち込みでした。いつものことでファンは別に驚きません。ハイ。

普段にも増して早口でご本人もノッていたように聞こえました。
私はド素人なのでただただ感心しながら聞くばかり。よくわからない部分もあるわけですが、ディープな話って聞いていてむっちゃ楽しいのです。オタクな人大好き。

テレキャス持参でコード解説しながらガンガン弾く。
(指にバンドエイド貼っていて弾きにくかったようですが、達郎さん、それは商品名です。NHKでは「滅菌ガーゼ付き絆創膏」でよしなに)

出演部分は「生」ではなかったのかな?
以前、サンデーソングブックで
「達郎さんは解説のためにずっとギターを抱えながらマイクに向かっているのか」とリスナーに問われて
「んなことはない、必要なときに手にとって弾くだけ。その間にできる「間」は編集段階で切ってもらっている」と笑っていたことがありました。
今回も同じやり方だったとしたら、事前録音だったということなんでしょうが、その辺りの話は無かったか聞き逃したかのどちらかだと思います。

進行のオダイジュンコさんが、昔原稿にグルーヴという言葉を使用したときに担当者に意味が伝わらなかったという話を受けて
「自分で勉強しろって言いなさいよッ 」
「人に教えてもらおうって根性が悪いんですッ」と江戸っ子らしい毒を吐くときもあり、こちらはニヤニヤ。

なにしろ出番からこちら、伝わる空気が濃いんです。

お客さんを踊らせようという意識を達郎さんは持っていない、JBは持っているというあたりの話は興味深かった。

グループサウンズの話のときにNHKさんが曲かけミスという大チョンボをやりまして(と、いうことはやはりタツロー部分もナマなの?)
ラジオ前で首をかしげたあとでコケるということもありましたが、JB → ズーニーヴー → ゴールデンカップス の流れで聞けたのも楽しかったてす。
と、いうか曲ミスはけっこう何度もありました。NHKさん、しっかり。

こんな番組があるという話を事前に書いたときに、達郎さんはジェームス・ブラウンはこの世で一番歌が上手いと言っていると書きましたが、これは間違いでした。「宇宙一歌が上手い」ということだそうです。「宇宙一」の方がなんか良いですね。
独自性があり、単なるシンガーじゃない、どこにもない。
音楽が与えてくれた「力」というところにおいて一番だ。
ツアーに出たらJBか志ん生を聞きながら寝る、と力説していましたよ。超越している、別格とも言っていたかな。

I'm A Greedy Man が達郎さんお気に入りのJBアップテンポ曲の最高峰だそうです。

とにかく濃密でお値打ちの一時間半でした。
その分ニュース後の夜はまた疲れてしまい、番組完走とは行きませんでしたが楽しい一日でした。

2016年5月 4日 (水)

松本隆スペシャル~置き去りにできない歌物語~

連休中にじっくり腰をすえて見るつもりで、とっておきにしてあった番組を視聴。
BSフジで4月24日に放送済みの『HIT SONG MAKERS 栄光のJ-POP伝説 松本隆スペシャル~置き去りにできない歌物語〜』です。
丁寧で、隅々まで行き届いた2時間番組でした。
くだらない番組が多過ぎるために、もうテレビなんて処分してもいいんじゃないかと時々思ってしまうのに、こういう番組を見るとコロッとその気持ちがひっくり返ります。

松本隆さんの楽曲の中には、代表曲・誰もが知るヒット曲だとは言えなくても存在感を持つ曲が数多くあります。
そうした作品のなかから、ご本人が曲を選び、その曲に対するインタビューを交えつつ、実際にスタジオライブでのその曲も楽しもうという趣向です。

インタビューで、松本さんは
「売れるアルバムを作りたいという気持ちを強く持っている。アルバムのことを考えるとシングルのB面には意味がある。アルバムを買いたいと思わせるにはB面も良くないといけないんだ」ということを話しておられました。

商業作詞家としてしごく当然なお考えだと思いますが、実際「捨て曲」という言葉がありますよね。
聞き手が言う場合もすごく失礼な言葉ですが、たまに作り手が(自虐的にしろ)アルバム曲やカップリング曲を差して言う時があって耳を疑います。
その点、「商業的な成功」と「質の高さ」を両立してこられた人は、やはり作ることに対して誠実なのだとほっとします。

さて、番組内で10曲足らずの曲が取り上げられ、歌われたのですが、その中で特に2曲印象に残りました。

まずは、冒頭のはっぴいえんどの「朝」。
松本さんご自身が「はっぴいえんどの稀有なラブソング」と話しておられました。
ご自分の二十歳のときの恋愛とリンクしているということです。曲は大瀧詠一さん。

そしてラストの冨田ラボ feat.ハナレグミの「眠りの森」。
インタビューによると「朝」と好対照の朝シリーズと笑いながら、同じカップルの話でいいよ。と話されました。
二十歳くらいの「朝」のカップルが結婚して時を経て、ミドルエイジのカップルとして「眠りの森」となっている。
この曲では微妙な幸せ感を歌にしたかったそうです。曲は当然冨田恵一さん。

どちらの詞も、曲も味わい深く、繊細で松本さんの詞の大好きなところが味わえました。
そして確かにおなじカップルの曲として聞くことができます。

この番組の中ではオリジナルの歌い手がスタジオライブも行いましたが、この2曲は例外でさかいゆうさんが歌いました。
一人だけ2曲歌ったのもこの方。
これがとても良かったです。特に「朝」のリリカルな魅力にはドキドキしました。その曲の世界に連れて行ってくれます。
ご自分の解釈を伝えるのが上手いのかな。本当に素敵でした。

松本さんの口からこの2曲は同じカップルのものという発言があり、その2曲は同じシンガーが歌い、それを番組の最初と最後に配置する。
このあたりにも番組の作り手の丁寧さが見えます。
さかいさんは松本さんの「この2曲は同じカップルの歌」というお話を知って歌ったのかな?知りたいですね。

さかいゆうさん、去年NHKのCoversの特番でも気になったのでした。
で、その後CDショップでふと思い出して探したら、ご本人かどうか確信の持てないジャケット写真にビビッてしまい、棚にもどして、それっきりだったのをまた思い出しました。
作家にしろ、ミュージシャンにしろ、最初はなるべく予備知識を持たないほうがいいかなと、検索したりアマゾンでレビューを読んだりしないように心がけているのです。

年齢不詳の優しそうな顔立ち、ふっくらして緊張感を持たせない印象に、どこかで見た可愛いイラストのイメージがあったのですが、私が手にしたCDジャケットはエグザイル系ばりのいでたちでキーボードの前でポーズをとっていた…。
あれは正解だったのでしょうか。

2016年5月 2日 (月)

「ムジークフェストなら」から「二千年の恋」を思い出す

ムジークフェストなら」という催しの公式ガイドブックをもらって来ました。
これは奈良県主催の音楽フェスティバルで、「奈良の街中が音楽であふれる16日間」というキャッチコピーが付いています。
6月11日から26日まで、クラシックあり、ジャズあり、民族音楽もありで、会場も県立会館から奈良ホテルのバー、お寺、教会、美術館とさまざまです。
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今年で5回目。
ずいぶん定着してきて、音楽をいろいろな人が楽しむという主目的をかなえつつ、それらに訪れる人たちが飲食したり買い物したりと経済を回してくださる効果も大きいようです。いいことだ。
街角でさらっと楽しめる無料公演も一杯ありますが、事前申し込みが必要なものもあるので、確認が必要です。

さて、自分が行けそうなのはどれかなとチェックしていて、手を止めたのがこれ。
春日野園地で行われる「OKINAWA×NARA ~音楽と芸能の源流を訪ねて~ 沖縄、ウタの生まれる島」。
6月18日に行われる「いちゃりばシンカ編」に宮沢和史さんの写真がありました。
宮沢さんはお休み中じゃないの?とよく読めば「トーク特別ゲスト」とありますね。やっぱり歌わないんだ。

沖縄関連のミュージシャンがこれだけ集まって、その中でトークだけってなんだかヘンな感じがします。浮いてしまわないのでしょうか。
司会の方もいるようなので、そのあたりは上手に進行してくれるのかな。

でも、お名前だけ見て、てっきり歌うものだと思って来るお客さんも絶対いると思うんですよね。
ご本人も、他の人のを聞いていたらノリで加わりたくなっちゃったりしないものでしょうか。休養中だからと言って絶対歌っちゃダメってことはないと思いますが…。

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18日と19日は沖縄DAY。オリオンビールと沖縄料理のマルシェが併設され、特産品や工芸品販売もあるようです。
これ楽しそうだなー。

話はどんどん逸れるのですが、宮沢さんといえばドラマに出ておられましたよね。(コレを書いた後に思い出した)
「二千年の恋」で刑事さん役。
ドラマは中山美穂さんと金城武さんの国境を越えたラブロマンスもの。
中山嬢がSEさんかなにかのコンピュータ系OLで金城さんが寡黙なスパイ。(なんだかもうこの辺りで無理矢理過ぎる気が)

その中で宮沢さんは準々主役的な立ち位置でひたすらカッコよく、中山嬢に秘めた思いを持つシブい公安というおいしい役どころだったと記憶しています。
どういうわけで俳優業をなさっていたのかは知りませんが、ムードがあるし結構上手かったような…。コートをひるがえして走ってました。

うー、さらに思い出してきた。ジョニー吉長さんが出ていた。
スパイだったかな、金城さん側の役どころで棒読みだった記憶が…。
でもただものでない感はあった。

フェイレイも出てた。彼女もスパイだったはず。(どんなドラマや)
そして彼女も棒読みだった。
この女スパイはピアノバーだかクラブだかを基盤に暗躍していて、Nat King Coleの Unforgettable を歌うシーンが無理矢理押し込んであり、「オトナの事情」を感じさせたのでした。

私は劇団カクスコのメンバーがチョロチョロと出てくるのが目当てで見ていました。
彼らは宮沢さんの部下。中村育二さんだけは上司だったかな。
中山嬢の正体を探るのに、彼女の勤め先の社名に「マウス」という文字が含まれているのを知って、皆でPCにかじりついて検索大会して、ヒットしたところに電話かけて確認していた。そんな公安部があるのでしょうか。

コンピューターの二千年問題と国家間の情報戦、スパイの暗躍にロミオとジュリエットをぶち込んでかき混ぜたら面妖なものが出来上がってしまって、迷走しつつやけっぱちで終わったようなドラマでした。
作りたい方向はわかるんだけど、突っ込みながら見るしかないトンデモドラマ。
うわー。再放送しないかな。
ひゃーひゃー笑いつつ見たいです。もう16年も前のドラマなのかぁ。

と、言うわけで宮沢さん、気が向けば歌ってもいいと思いますよ、と力技で話を閉めておきましょう。

2016年5月 1日 (日)

ムジカティー 

コーヒーも日本茶も好きですが、紅茶も大好きです。
芦屋散歩の中、立ち寄った「MUSICA TEA」さんのことを少々。

紅茶の美味しいお店にも色々ありますが、ムジカのお茶には気取らない、毎日の普通の生活の中で楽しむお茶のイメージを持っています。
大きいカップでたっぷり楽しんで一息ついて、一緒にお菓子を食べるとしても別に有名店のケーキやなくても、あるもんでええやん。この紅茶とならなんでも美味しいでって感じです。

以前、大阪キタの堂島にお店があった時は、何度も通いました。巨大なポットでお茶がいただけて、お菓子も美味しかった。私はかぼちゃプリンが一番好きでした。
店内に棚があって、色んな種類の紅茶のパッケージが並ぶ独特の風景も、帰りがけにレジで葉っぱを買って帰るのも楽しみでした。
数年前にそのお店が無くなり、紅茶販売だけのお店がこちらに開店したわけですが、やはり芦屋はちょっと遠くて行き辛くなりました。
そういうわけで、このお店に行くのも今回の目的でした。

場所は阪神芦屋駅を南下して阪神高速神戸線沿いに東へ向かったところにあります。小学校の近く、落ち着いた住宅地の中です。

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玄関回りはこんな感じ。卸業もされている(というかそっちがメイン?)のでお店のスペースはそんなに大きくありません。

店内は色んな紅茶でいっぱいです。
さあ、と意気込んでみたところで買い置きのお茶あれこれを思い出しました。先にあれらを飲まなきゃ…。
と、言うわけで鼻息の割りにお買い上げは「堂島ブレックファスト」の大パッケージ一点。ムジカのオリジナルブレンドで、ミルクティーにもストレートにも飲めて香りも良い日常用のお手ごろなお茶です。以前はずっとこれでした。
350グラム入りで巨大です。箱枕くらいの大きさがありますので、これひとつで当分楽しめます。
色々眺めてさて、お支払いの段にレジで可愛いカップを発見しました。聞くとお店の50周年記念のカップだそうで、カフェオレボウルに持ち手が付いたような形の厚手のものです。
カップいくつ持ってるんだよと自分に突っ込みながらも、心惹かれたのでこれも一緒に購入。

「よろしかったら試飲いかがですか」のお言葉に甘えて二階でお茶をいただきました。二階といいますか、屋根裏部屋といいますか、旧店舗の棚を飾っていた色々が置かれていてものすごく居心地が良い場所です。
先客さんとご挨拶してソファをお借りします。
言葉は悪いですがごちゃごちゃ。みっちり。でもどうしてこんなに落ち着くのでしょう。

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試飲の紅茶は好きな銘柄を選ばせていただけます。私はおすすめをいただきました。名前忘れてどうする。あの、これで「試飲」なんですよ。

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CDの山。ざっと見たところプレーヤーをはさんで左の山がクラシック、右の山がジャズ、主にモダンジャズ。写真は右の山で、このときはハープシコードが流れていました。

おいしいお茶をいただきながら、さっき気さくに紅茶の説明をしてくださった男性に見覚えがあるなぁと思い返し、前のお店で何度かお見かけした「紅茶の神様」堀江敏樹さんに似ているのだと気づきました。多分ご子息かな?

暑い位の日でしたが、あたたかい紅茶をいただくとお腹がほっとします。コンビニのお茶も手軽でありがたいですが、ポットで淹れるお茶の美味しさは格別だなぁと改めて感じたのでした。
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カップの口径12.5センチ。紅茶とカップそれぞれの大きさが伝わるでしょうか。

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