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2016年4月 2日 (土)

嶽本野ばら「下妻物語」

初・嶽本野ばらです。
結構前の著作で多分代表作の「下妻物語」を読みました。
お顔やスキャンダルのあれこれや、乙女チックな物を書く人だということはなんとなく知っていたもののもっとキワモノっぽい作風なのかと思っていました。

田舎町でのロリータ少女とヤンキー少女の友情物語。という芯は健康的なまっすぐなお話で意外に(失礼)面白かった。
小学校高学年なら読めるのでは?少女のあこがれの変身願望を満たす部分もありますし良いかもしれません。

関西人としては導入部の尼崎の描写が思いっきりおかしかった。
神戸生まれ神戸育ちの友人が本気で「兵庫県から尼崎は無くてええねん。出て行って欲しいねん」と言っていますからね。
(おそらくそれなりに庶民的でくだけていていいところなんだとは思います。近松門左衛門ゆかりの地でもありますし、と無理やりフォロー)

ロリータちゃんの大好きなブランド名を端折らずに毎回きっちり英語表記しています。
これは彼女のブランドへの愛を示すと同時に耽美な単語とアルファベットが交じり合っての字面の効果も狙っているのでしょう。改行の少ないのも同様でしょうか。
この辺り、どことなくパンク。面白いなぁ。

ロリータちゃんもヤンキーちゃんも「好きなものは好き」とまっすぐなのも可愛らしいです。
群れずに一人で立ってるのが好もしいといいますか。

町で見かけるロリータファッションの子達、私は決して嫌いではありません。
男ウケばかり考えて服を選ぶ万年発情状態の子よりずっと好きですが、残念なのはかならず複数で固まって群れていることなんですよ。
その点、この小説のロリータちゃんは「私が好きだから着るの」という信念、シンプルさが好ましいです。

実はこの本、図書館出口の「ご自由にどうぞ」のリサイクルコーナーでもらったのです。
普段手に取らないタイプの本と出会えて、いいものですね。
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この表紙は映画化したときものなのね?映画も面白いかな?

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