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2016年4月

2016年4月30日 (土)

芦屋で散歩 2/2

この街はパンとケーキ
(スイーツって言い方があまり好きじゃないのです。和菓子までスイーツって言うなんてもってのほかだと思います)の激戦地でもあり、有名店がしのぎを削っています。
「パンタイム」に立ち寄ろうとしたら警備員さんが店外まで溢れたお客さんをさばいていたので断念。

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気を取り直して「ベッカライビオブロート」に向かったらパンがもう無かった。

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「ビゴの店」がありますが、ここは何度もいただいているからなぁ。
結局どこでも買えなくてこれは残念でした。さすが連休です。
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さらに北上してしばらく行くともう山が目の前です。振り返ると坂に町並みが広がって、その先に海が見えました。綺麗な街。

途中「細雪」の碑がありました。谷崎夫人、松子さんの手によるものらしいですが由来はよくわかりませんでした。

洒落た制服姿の子供さんとお母様(祝日なのに?)と一緒に並んで信号を待ち、色んな犬種の散歩をニコニコと見て、見たことのない車種の車を眺め、高級建築の見本市のように、純日本風、北欧風、可愛くてカラフル、先鋭的なデザインと並ぶ邸宅街を抜けてフランク・ロイド・ライト建築の「ヨドコウ迎賓館」にたどり着いたのですが思っていたより閉館時間が早くて入館をあきらめました。
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残念ですが前にも来たし、これまでの道々が楽しかったので良いとしましょう。

またテコテコ歩いてお土産を仕入れに「いかりスーパー」へ。
大阪にもあるんですけどね。やっぱり芦屋マダム御用達の芦屋店が楽しいんですよ。

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なにが可笑しいって、歩いてやってきたのが見る限り私だけだったということ。
スーパーなのにタクシーの車寄せがあって係の方がいます。お買い物は自分の車かタクシーなのね。
運転手付きの自家用車で来て、ゆったりお買い物なさる人がいると聞きましたが、六麓荘町が控えている立地ですから嘘ではないでしょう。

野菜もお肉もピカピカですね。しかしお高い。
私は他所ではあまり見ないものを見るのが好きです。ソーセージ造りのための羊腸とか、めずらしい食用油とか。
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今日は目当ての店で買い損ねたパンと、定番のホットケーキミックス、ゆずのお菓子とココナッツシロップを買いました。

いかりのパン、美味しいですよ。賞味期限が翌日で、真っ当につくってます。
でもねー、たまに来るからいいけど、毎日ここで買い物していたら我が家は破産しますね。
お会計の一人前がお父様と小さな男の子、今日はお子さんにおもちゃプレゼントデーだそうで、かごからひとつ選んでました。
真剣。やっとひとつ決まって「ありがとー」って言えました。エエ子や。いいものもらってよかったねぇ。

さて帰路へ。いつ来てもいいトコロです。
私も宝くじの一等が2回続けて当たるくらいの機会があればこの街の住民になりたいですね。

一日芦屋の街にいてなにか心のなかに軽い「?」が生まれていたのですが、電車の中で判明しました。
「歩きスマホ」を見なかった。確かに見なかった。
うわー、珍しい。どうして?これが民度ってモノ?

芦屋で散歩 1/2

最近、自分の中で何度目かの谷崎潤一郎ブームがやってきて色々読み返しています。
時はちょうどゴールデン・ウイーク。
ふと思いついて芦屋市の谷崎潤一郎記念館に行って来ました。

連休の人混みは嫌なので、行楽地や名所は行きたくない、けどちょこっとお出かけしたいという気分にぴったりの行き先です。
我が家からは一時間半くらいでしょうか。
メインは記念館、ついでに買い物と散歩して来ました。

JR大阪駅からの快速急行が3分遅れ。車内アナウンスによれば「多くのお客様の乗り降りの為…」が理由だそうです。
お天気もいい、まだ連休初日で体もお財布も元気。となればやっぱり皆さんお出かけするのねー。

さて、JR芦屋駅の南口からバスに乗りました。歩いても30分くらいらしいのですが、この後あちこち散歩したいので余力を残すため行きはバスを選びました。駅から南方向に乗車10分くらいでしょうか。

阪神間は北が山、南が海、そこを東西にJRと阪神、阪急の電車が通っていて、割合コンパクトな街が並んでいます。
事前に行きたい場所の位置確認をちゃんとしておけば、あとは勘で大体歩けてしまうという散歩に最適のところなんです。

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これが谷崎潤一郎記念館の入り口。図書館、美術館と3つ並んだ市立の施設のうちのひとつです。
写真には写りませんでしたが、玄関左に巨石があります。これは阪神大水害のときに旧谷崎邸に流れてきた石だそうです。阪神大水害は「細雪」にも出てきますね。
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今は「物語の棲み家」と題した特別展中。谷崎は生涯に40回も転居したそうです。
小説のイメージが浮かぶとそれにあわせた家を求めて移動したとか。
あと、複雑な人間関係もありましたしね…。
神戸近辺の地図上に引っ越した場所を記したものが展示してありましたが、せまーい範囲をウロウロしています。

西宮の税務署に納税を待ってもらえるよう依頼した手紙が面白かったです。こころなしか文字が硬い(笑)
一番の収穫は小磯良平の挿絵原画。箪笥から和服がこぼれ、女性が前に座る構図のもの。いいもの見せていただきました。
小磯画伯は何を描いても「画品」があって、ため息が出ます。

コンパクトな記念館ですが、綺麗なお庭もあり、硬軟とりまぜた関係図書も見せていただけます。
今日はロビーで藤十郎さんの「曽根崎心中」写真展をやっていて、上方歌舞伎ファンとしてもラッキーでした。お庭は外に出ることも出来ますし、明るいロビーのソファから眺めることも出来ます。

その後は海へ。すぐ近くが芦屋川の終わりと海がぶつかるところです。
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波の音を聞いて、遊ぶ子供たちを眺め、潮風に吹かれた後はそのまま川沿いの道を北上します。
街全体がゆるやかに坂になっていて、目の前に山がある、都会と自然のバランスが絶妙な素晴らしい環境です。
10分ほど歩いて、川と阪神高速神戸線が交わるところを東に向かい、今日の第二の目的地「MUSICA TEA」へ。
ムジカさんはお見せしたいものが多いのでこれは別項で。

その後は買い物した紙袋を提げて気の向くままトコトコと。
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ふくろうのレリーフがあるクラシックな建物、なんと芦屋警察署の裏口でした。表は現代的な建物だったので
建て替えの時に旧建物のものを残されたのでしょう。

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カトリック芦屋協会。美しいです。
中の様子もさぞかしと思いながら外観を楽しんでいましたら、小さな案内にどなたもお入りくださいとありました。
心動いたのですが、信仰心をもたずに(私は無宗教なので)建物への興味だけで拝見していいものか迷い、結局ご遠慮してしまいました。
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途中、いまどき珍しい丸ポストや、通学路の信号の旗を発見。懐かしいなぁ。
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通りがかった公園ではもう藤の花が咲いていました。良い香りです。

2016年4月27日 (水)

ジェームス・ブラウン

ゴールデン・ウイークの予定といっても何も無いのですが、
ひとつ楽しみにしているのが、NHK-FMの「今日は一日○○三昧シリーズ」、
5月3日は「ジェームス・ブラウン&ファンク」三昧

これだけでもうわぁって感じですが、ゲストになんと山下達郎さんが出演されるそうです。
番組の放送時間は午後0:15~6:50、7:20~10:45。長丁場です。

そのうち達郎さんの登場時間は午後5:00頃~午後6:00頃と発表されました。もう楽しみすぎます。
達郎さんは、度々「この世で一番歌が上手いのはJB」だと言ってるもんなぁ。
コアな話が聞けそうです。

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ジェームス・ブラウンと言えばドキュメンタリー映画も公開されますね。
それもあってのNHKの特集なのかな。
『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』というタイトルで
共同プロデューサーにミック・ジャガーの名前があります。前に公開されていた映画と混同しそうですが、あれとは別モノのようです。

大阪でも見られるようですが、こういうの映画館で見たらじっとしているの辛くないでしょうか。
DVDでキャーキャー言いながら見るほうが楽しいかもしれません。

2016年4月26日 (火)

演劇チラシ5~劇団夢の遊眠社「透明人間の蒸気」

劇団夢の遊眠社の「透明人間の蒸気(ゆげ)」。
その後再演があったようですが、これは1991年の初演チラシです。私が見たのは9月27日から10月20日までの新神戸オリエンタル劇場公演です。

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実は内容をさっぱり覚えていません。チケット半券があるので見たのは間違いないのですが…。

演劇は集中度が他のメディアよりも段違いに高いので、昔のことであっても何かしら記憶しているものですが、この作品に関しては、お恥ずかしいことにカケラも出てきません。

多分、難解な野田戯曲にとっかかれなくて付いていけなかったのではないかと想像します。
遊眠社作品はかなり見ましたが、言葉も出ないほど気持ちに刺さるか、まったくポカーンとしてしまうかの両極端の感想が公演ごとに行ったり来たりでした。自分の理解力の拙さにオロオロしていた記憶があります。

今のようにインターネットがあれば、戯曲の解釈についても色んな方の考察を知ることができたりするのですが、当時は同行の友人と意見を交わし、台詞中の文言をヒントに色々考えたり、後日発売される演劇雑誌で内容を補填したりするのがせいぜいでした。

野田作品は言葉の遊びやパラレルワールド、飛躍が面白くてでも難解。
そこをギャグやパロディ、役者の魅力で彩っていて独特でした。劇団の勢いと時代の後押しもすさまじかったですしね。衣装やセットも面白かったなぁ。

今もご活躍の俳優陣の写真から。
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段田安則さん。

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浅野和之さん。
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羽場裕一さん。皆さん演劇女子にキャーキャー言われるアイドルでした。

チラシの右肩にスポンサーのJR東海のロゴが入っています。
今の演劇界の状態からは信じられないことですが、80年代の小劇団ブームというのは空恐ろしいほどの勢いがありました。特に遊眠社はその象徴たる存在でこんな大会社がスポンサーだったのですね。

2016年4月24日 (日)

はなざかりの日

我が家の庭は狭い上に色々欲張りすぎてジャングル状態。
色々一斉に咲いて愛しいような収拾がつかないような感じになっています。

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植え替え後、去年も一昨年もおとなしくしていたシンビジュームが咲きました。可愛いぞー。あきらめずに肥料をやっていてよかった。

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毎年のお楽しみ、君子蘭も咲き始めました。

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アイリス。

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どういうわけか年中咲いているゼラニウムもさらに蕾をつけ始めました。

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サボテンも。最近フタコブのミッキーマウス型になってきました。なんで?

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シクラメン。11月に買ってそろそろおしまい。でも半年咲き続けてくれました。

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躑躅。これは家の隣の公園のもの。

ご近所を散歩しても、木香薔薇、こでまりが満開です。
花のない樹木も新緑の濃淡が綺麗ですね。

桜こそ終わってしまいましたが、もしかしたら一年の内で今日あたりが一番花の多い日かもしれません。

美しい日にお誕生日を迎えた方、おめでとうございます。

ご結婚なさった方、新しくお子様がご誕生の方もおめでとうございます。
試験に合格した方、病気が癒えた方もおめでとうございます。

4月に進学した方、入社した方もおめでとうございます。もうちょっと踏ん張れば連休で一息つけます。毎日しんどいけど頑張れ。

ワタシなんにもないな。なんもないけどお昼ご飯が美味しかった。おめでとう。

2016年4月17日 (日)

熊本地方地震

自分が関西の地で普段どおり生活していることに後ろめたさを感じています。
どうにも落ち着かなくて、でもテレビのニュースを見るとなんだかイライラして、すぐにスイッチを切ってしまいます。

余震が収まらず、九州の方々はどんなに恐ろしいことでしょうか。
緊急地震速報のメロディは注意喚起の意味では優秀な音なのでしょうが、
心臓がせり上がるような不安な音で、たまらない気持ちになります。

今はともかく深呼吸して落ち着く。
離れた土地の私たちはむしろ普通にしていることが大事かなと思い直しました。

日本赤十字社で義援金の受付が始まったので、外食を、贅沢をまず一回止めてほんの少しですがその分役立てていただければと考えています。

写真は1874年の熊本城だそうです。

18日追記
日本赤十字社への義援金振込扱い先に、ゆうちょ銀行が追加されました。
「日赤平成28年熊本地震災害義援金」口座に「窓口利用」(ATM不可)で送金すると、手数料が無料だそうです。

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2016年4月14日 (木)

ORIGINAL LOVE 「ゴールデンタイム」

ORIGINAL LOVEの新曲「ゴーデンタイム」のMVが公開されました。

「予期せず突然聞いてしまった」というのはもったいないと思い、曲が流れてきそうなラジオなどはなるべく注意して避けて来たんですが、公式に「封切り」ということになりました。

昨日「近日公開」とツイッターでご本人がつぶやいておられたので、3~4日、まあ一週間以内に聞けるのかなと 思ったら、すぐ翌日公開とは。
と、言うわけで全くの初聞きのまっさらです。 揉み手して聞いて来ました。

ポップス!お、派手なキラキラした曲だ。ひゃー。
だけどアレンジが一筋縄ではいかない、あちこちに洒落た企みが忍ばせてあるような、素敵な曲ではないですか!
「色々知ってる大人へのポップス」的な曲で、詞にはちらっと遊び心もあって聞きながらニヤリ。
(その流れでカップリングのセルフカバーを聞く、ということなんですね。やられましたね。 オールド・ジャズ風ということでそちらもものすごく楽しみです)

当初、田島氏が新曲に向けて「青春」と言っているのを聞いて、まぁ、ORIGINAL LOVEの曲で平凡な「青春賛歌」的な仕上がりなワケないしと安心していたんです。
ところがあちこちで「青春」ワード連発みたいなので、微かにどんなんかな、大丈夫かなと心配が芽生えていたのでした。
杞憂でした。さっすが。

映像も良いですね。
カップは二客出してあるのに一人で飲むんですね。(冒頭シーンは一客)
ショートバージョンしか見られない今は『ハードルを飛ぶ』人へのもう一杯だと思うことにします。
この先 さらにストーリーが展開するのでしょうか。早く全部見たい。
聞きながら想像していたらコーヒーが飲みたくなったので淹れて来ました。
多分そんな人も多いのでは。

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予約しようかなと見てみたらアマゾンは割引して1.928円になってる。ということは送料が要るのねー。
だったらいつもの「新星堂」にしようかな。

今日は困ったことがあったので対策を色々練りながら沈む気持ちで帰宅したのですが、曲を聞いたら 「なんとかなるさ」という気分になりました。
本当になんとかなるかどうかは別として、とりあえず今夜は忘れて もう一回聞いて来よ。

追記 
あ…棚にサントリーオールドがある…。
ハイボールCMつながりなのかしらん?角からクラスアップしてますが(笑)

さらに追記
その後、5月5日のFM OSAKA「宮田和弥のNaughty Boy」に ゲスト出演されたときにフルバージョンをはじめて聞くことができました。
ショートバージョンのフェードアウトから、時間的にはあと少し。
でもすんなり終わらずにまだひとひねり。こういうところが好きなんですよね。

2016年4月11日 (月)

ハゴロモジャスミン

先週買ったハゴロモジャスミンの小さな鉢植え。つぼみがどんどん開いてきました。どちらかというと見た目よりも香りの花ですね。
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玄関の、ガラス越しに日の当たる場所に置いています。
出入りするたびに空気が動くせいか、濃厚な香りが立ち上ります。大好きな香りですがちょっと酔いそうなほどです。

実は毎年鉢を買っていて、花を終えたあと5月に入るのを待って地植えにチャレンジするのですが、次の冬越えに成功したことがありません。半ば意地になって頑張っているのですが失敗続きです。
色々調べたところ、気温が0度を割るところでは難しいそうで、確かにここは条件に合わない土地ではあります。
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でも、ご近所に何軒か庭に植えているお宅があるんです。フェンスに沿って伸ばしていたり、玄関ポーチに垂れさせたりとうらやましい限りです。
個体差もあるでしょうが、我が家もできなくはないはずなんですよね。

今年は花を終えたら大き目の鉢に植え替えることにして、暖かいところで冬越しさせ、春先に地植えするまはどうかなと考えていますが、それだと根の負担が大きくて花付きが悪いかもしれません。悩む。

今日の家事(コタツ片付けた。すっきりしたー)のBGM。
たっぷりしたヴォーカルを聞きたくて、フランク・シナトラとナンシー・ウィルソン。
シナトラはビッグ・バンド編成のキャピトル時代が一番好きです。
ナンシーは豊かな声とテクニックが両立した感のある、ベテラン期に入ってからの方が断然魅かれます。
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ついこの間、パイオニアPD-10にCDプレーヤーを買い換えまして、人の声っていいなぁとヴォーカル漬けです。反動でテレビ見てない…。

2016年4月10日 (日)

送別会

週末は定年退職される先輩の送別会でした。女性ばかりです。
40代の女性が「女子会」を名乗るのは傍から見ていて恥とイタさと自虐風味があるかもしれませんけど(言ってて悲しい)、60歳前後の女性がメインだと一周してギャグとして成立するよねということで盛り上がって来ました。通天閣近くの韓国家庭料理です。
鶴橋あたりで食べるよりずっとマイルドな感じでしたが、楽しく美味しかった。
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お酒が回ると「私の受けたパワハラ、セクハラ」話になり、今だから言える暴露話大会に…。私はそっち方面ぼーっとしているので衝撃の一夜になりました。
ギャーギャー大騒ぎ。

翌日、上司との雑談で、そういう話の暴露大会だったと話題にしたところ、真顔になって
「私は日々気をつけているつもりだけど、万一そんな風に感じることがあれば、すぐに言ってください、気をつけて改めます」と言われてビックリしましたよ。
大丈夫です、まったく大丈夫です。
そもそもそんな風に言ってくださる時点で、神経の細やかな方なわけで、そういう無神経なことはまずありません。ワタシは恵まれております。はい。

それにしても今の60歳は若々しくて綺麗で有能でお洒落です。
「定年退職」と言われてもねぇ。と困っておられました。
とりあえず旅行に行ってのんびりして、次の職探しだそうです。
「なんかせんとヒマでしょーないやん」とのこと。
また一緒に遊びましょうね。

2016年4月 4日 (月)

ROOTS66 大阪城ホール 2/2

●吉井さんは、今日のメンバーの中では自分が「薄い」と思っていたそうで、その部分は渡辺さんがちゃんと拾って突っ込んでました。

●コラボで一番出番が多かったのは斉藤さん。「声かけやすい」「頼みやすい」らしいです。

●エレカシ宮本さんってもっと「見ちゃいけません」的な人かと思っていてごめんなさい。
ちょっと挙動不審なだけで歌いだすとすごかったです。

●スガさんが「濃いのが続く中でさわやかに」とご自分のことを言ってましたが、それでもとんこつラーメンにステーキにカルボナーラとチーズフォンデュの中での極上海鮮丼くらいの濃厚さはありました。
仙台では声の調子がいまひとつということでしたが、今日は全然気になりませんでした。良かった。

●濃すぎて「湯あたり」してませんか。「3日くらい胸ヤケがします」と言っていたのはどなたでしたっけ。

●中川さんは「昨日京都でライブしたんやけど、みんななんで来ぇへんねん」と笑いを取り、
「田島の接吻を歌った。もうあの歌はもらった。田島が接吻を歌うのは今日が最後」と言ってました。
田島さんは「だんだん移行していく」と言ってたかな。

●谷中さんと中川さんによると、楽屋でもよくしゃべっているのは田島。とのことです。
「楽屋でも「ひとりソウルショウ」やってる」と言われてました。

●いつも半ズボンの友森さんは、スキーでも半ズボンで行くらしい。
いちどライブで長ズボンをはいたら、グダグダになってマジで弾けなかった。(←パンツとは言わないのがミソ)

●木暮さんは赤白ボーダーのインナー裾見せに皮ジャン、デニムに赤スニーカー(コンバースかな)。
八熊さんに「暑くないの?」と聞かれて「脱ぐのメンドクサイんです」と答えてました。リーゼントのせいで楽屋がスプレー臭いと抗議(?)される場面も。

●その木暮さん、ほとんど出ずっぱり。弾きっぱなし。エフェクターの足元までしっかり見てました。
長丁場弾くだけでも大変なのに、合間に小まめに拍手を送り、楽しそうにMCを聞き、ものすごく回りにアンテナを張って、でもピリピリしない。尊敬。「氷の世界」のソロ凄かったです。

●トータスさんは会場が地元大阪なこともあって客席から大人気。お誕生日が一番最後だそうで、イジられ役になってました。
「(サーモンピンクのスーツは)楽屋で見ていると裸体にネクタイ姿に見える」そうです。

●沖さんは私から遠かった…。上手端で楽しそうなのは確認。

●大阪公演は斉藤由貴さんが出ないのです。「人生の扉」のコーラス、聞いてみたかったな。

●大阪が長くなったのはMCがダラダラしていたことと、小ネタをまめに拾ったせいでしょう。
「勝手にしやがれ」の帽子を手にしてピンキーとキラーズネタに移り、アドリブで「恋の季節」を歌う。そりゃ伸びます。
「恋の季節」は66年生まれならギリギリかな。
全く余談ですが「腹の中丙午」の私が物心付いて覚えたのが「恋の季節」と「ブルーライト・ヨコハマ」だったらしい。
(調べたら「恋の季節」は68年。ついでに「ブルーライト・ヨコハマ」も68年。昔の流行歌は寿命長かったですからね)

●紅一点の渡辺さん、女子だけど学級委員長感あります。しっかりもの。
彼女がいなかったら最後のひっぱりすぎて収集の付かなくなった「YMCA」はどう終われたのか想像もつきません。
なんとなく男子たちも頼りにしているようなムードがありました。毛足の長い丸顔の可愛いネコを思わせる女性です。

●渡辺さんだけはハケた後、ステージ袖の斜面を降りてくるときに、スタッフがエスコートして手を取ってくれるのね。
自然にすっと手を差し伸べる場面は女王さまのようで素敵。じっと見ているサイド席の我々を忘れず手を振る姿に歓声が挙がりました。

●「この一座で2~3年喰って行こう」by増子さん

●谷中さん言いだしっぺで66メンバーのグループラインがあるそうです。
増子さんが今日になってはじめたら280人くらいからバーッとラインが届いたそうでトータスさんに「友達多いな」と言われてました。
時事ネタ的に「流出させるとしたら増子だ」そうです。現在中川さん引き込み中。

●田島さんはグダグダに伸びた「YMCA」中、自分の腿をバンバン叩きながら豪快に笑ってました。ヒャーッハッハッハッって感じ。
終わった後、スガさん達と肩を組み合い、輪になってピョンピョン飛び、グルグル回ってました。バターになるぞ。学園祭を終えた高校生ノリでした。
あの輪のメンバーは誰でしたっけ。ライトで飛んでよくわからず。
このあたりの田島さんは「何?何?んでどーすんの?(わくわくニッコニコ)」になっていて見ていて微笑ましいったら。

●中川さんに「YMCA」コールが振られたときは大丈夫かっ。と思いましたが心を決めてからはけっこうノリノリで元気にコール。

●皆で集合写真を撮ったので、あれを遺影にしてお葬式も合同葬にするそうです。

●田中邦和さんと田島さんが腰の辺りを互いに抱き合いながら薄暗いステージ袖を降りてきて、木暮さんとアイコンタクト。

●客出しの音楽はルート66。ロック調で誰バージョンなのかは私には不明。田島さんが一人でカクカク踊ってました。

●公式パンフレットはとっても豪華。塩谷さんと渡辺さんが小学校の同級生ってなにそれ。有名な話?どんな小学校やねん。
親しげにしていたのは競演経験からかと思ってましたよ。ボリュームあってまだ読みきれていないのでまた明日続きを読みます。
あと「ヴ」じゃなくて「ブ」。

長くなったついでに極私的な追記なんですが、

以前、ちょっと病気をしまして、その後基本は元気ながら体調の読めない生活をしております。
演劇やライブは事前にチケットを取る性質上、少々行き辛くなってしまいました。
無駄にするのも空席にするのも嫌。
途中退席して周囲にご迷惑をかけるのも申し訳ない。
万一最中にブッたおれたら取り返しがつかない。
楽しいことはほかにもあるし、まぁ仕方ないかなと。

でも、今回は巨大な会場で長丁場のイベントなので、もし空席にしてしまってもあまり目立たず、退席することになっても
顰蹙度合いは少ないのではと思い切ってチケットを取ってしまいました。
出かけてよかった。ちょこっと自信もつきました。
スタンディングとか、クラシックとかは絶対無理ですが、モノによってはまた行けるかも?やったー。

とりあえず次のROOTS66を目標にしてみようかと。

●さらに追記
しみじみと真夜中(ほとんど朝)に思い返すのは中川敬さんの「満月の夕」。
消息のわからなくなった友人一家を追って、神戸に向かわずにはいられなかった日を思い出しました。

ROOTS66 大阪城ホール 1/2

大阪城ホールでのROOTS66、行って来ました。
レポやセットリストはあちこちで読めると思いますので、私は箇条書きになりますがつらつらと。
また、ガン見していた人にやや偏りがあります(笑)

たしかラジオ中継していたんですよね。
そちらを聞いた方からは正確さに欠けるものもあるかと思いますがご容赦を。
思い出した順なので時系列もパラバラです。

まず、私が見たのはバック指定席です。
チケットを取ったのは仙台公演の評判を聞いた後だったので、ついこの間。
座席番号を確認して、これだったら関係者席の開放を狙おうかと一瞬思ったのですがソールドアウトしたら元も子もないので、結局バック席を購入しました。

結果、なかなか面白い席でした。大きなステージの下手真横からの座席です。
前は通路、階段横2席は空席でその隣が私。視線を遮るものは全く無くて、楽器隊がむっちゃ見えました。距離的にも近い。
塩谷さんの背中と鍵盤を華麗に走る指、谷中さん、木暮さんは足先まで全て見える!
一方ボーカル隊は横顔です。演出によってはライトでまぶしく見難いですが映像が助けてくれます。
そして、バックステージ状態の薄暗い下手からの出の直前の様子とハケた後が見えて面白かった。
盛り上る場内も全て見渡しつつ、踊るアリーナをまったりと着席多めで見下ろす楽しみ方でした。
ちなみに2.000円お安かったです。

●客入れの音楽はビーチボーイズ・ビートルズ・サイモン&ガーファンクル・ダイアナロス&シュープリームスなど。

●物販のTシャツはちょっと欲しかったけど、スタッフの着ている色が一番気に入ってしまって購入せず。
ちなみに背に大きくSTAFFのプリントありのカーキ寄りグレーでした。
華奢な女性スタッフが濃色のインナー着て大きいサイズをワイドデニムにあわせているのが可愛かった。
その場で着ていた人を見た印象だと白と黒が人気だったかな?(他に茶と赤)

●オープニングは出演者の「夜のヒットスタジオ」方式の歌い継ぎ。田島さんの「朝日のあたる道」は増子さんが。
なかなかさわやかな感じでした。田島さんは斉藤さんの「やさしくなりたい」を。
後でエレカシも同曲をやっていたのではからずも聞き比べることになりました。
田島さんによる斉藤さんの紹介では「今も毎日一人でやっているそうです」って、え?えぇーっ?

●順に歌い、一度袖にはけた皆が手にグッズのタオルマフラーをもって再登場。
ついステージサイドの田島さんに注目したら、後でグルグルまわさなきゃいけないのに端を持ちすぎているのに気づいた様子で、
きっちり端と端を合わせてたたみ直し、ちょうどド真ん中を握りなおしていました。几帳面です。

●そのタオルはアリーナに投げ込まれるのですが、けっこう距離もあるため飛ばず、ほとんどが前方にむなしく落ちる始末。
「中に石入れとけよ」と言ったのは増子さん?大槻さん?ケガするって(笑)

●私の隣のひとつ置いた空席には10分ほどしてから関係者某氏がこそっと着席。拍手せずだらーっと座って時計を見ながらツマラナイオーラ出してました。
それはいいんだけど香水臭せーんだよっ。
ひとビン浴びてきたのか。
終演までキツイなーと思っていたら30分ほどで離席してもどらず。楽屋で「最っ高ー」とか言ってるんですかね。ケッ。

●谷中さんはただ立ってるだけでなんであんなにかっこいいのー。
お腹見せて降参降参でした。(「動物のお医者さん」ね)

●田島さんはハンドマイクで「接吻」を。
ソウル色の濃い歌唱で照明の効果も相まってここはハーレム・スクエア・クラブかと言いたくなりました。
場をつかむ見事さ。歌い終わりに私の右隣の男性が思わず「ほぉーっ」と感嘆。

●が、下手側にハケて来て、塩谷さんの後ろを通り、薄暗いホーンセクションの皆さんの横までスタスタやってきた所で
「??……!!」と立ち止まってからくるっと回れ右。
「オレ、まだだった!!」(←出番が残ってる)と言いながら小走りにステージに戻って行きました。可愛い。爆笑。
ホーン隊(特に谷中さん)も「違くね?」視線を送っていたような…。
感嘆した右の男性はご丁寧に椅子から転げ落ちるアクションをしてくださいました。オチありがとう。関西人の性だよね。
本日の二大やらかしさんの一人です。

●もう一人のやらかしさんは吉井さん。エレガントな方ですね。一度生で聞いてみたかったんだ。
コラボでの歌いだしを大きく間違えて、これはまぁご愛嬌です。
塩谷さんとのセッションは圧巻でした。

●増子さん、トータスさん、田島さんMCが漫談でした。
江戸八猫八からの動物ネタは微笑ましく、でもそこからツイストの「銃爪」流れですか。
3人ともアクションに世良さん入ってました。

2016年4月 3日 (日)

ROOTS66 大阪城ホール帰宅

楽しかった!
それにしても4時間弱って…。
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うおぉぉぉぉぉぉ。
きゃぁぁぁぁぁぁぁ。
カッケー!
スッゲー!
ひいぃぃぃぃぃぃ。  を胸の中でループし続けたのでした。語彙少なすぎ。
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ロビーのお花。
しかしいっぱい笑いました。もうくたくたです。
とりあえずご飯たべようっと。

※その後ついつい長いメモを書いてしまいました。続く。

2016年4月 2日 (土)

嶽本野ばら「下妻物語」

初・嶽本野ばらです。
結構前の著作で多分代表作の「下妻物語」を読みました。
お顔やスキャンダルのあれこれや、乙女チックな物を書く人だということはなんとなく知っていたもののもっとキワモノっぽい作風なのかと思っていました。

田舎町でのロリータ少女とヤンキー少女の友情物語。という芯は健康的なまっすぐなお話で意外に(失礼)面白かった。
小学校高学年なら読めるのでは?少女のあこがれの変身願望を満たす部分もありますし良いかもしれません。

関西人としては導入部の尼崎の描写が思いっきりおかしかった。
神戸生まれ神戸育ちの友人が本気で「兵庫県から尼崎は無くてええねん。出て行って欲しいねん」と言っていますからね。
(おそらくそれなりに庶民的でくだけていていいところなんだとは思います。近松門左衛門ゆかりの地でもありますし、と無理やりフォロー)

ロリータちゃんの大好きなブランド名を端折らずに毎回きっちり英語表記しています。
これは彼女のブランドへの愛を示すと同時に耽美な単語とアルファベットが交じり合っての字面の効果も狙っているのでしょう。改行の少ないのも同様でしょうか。
この辺り、どことなくパンク。面白いなぁ。

ロリータちゃんもヤンキーちゃんも「好きなものは好き」とまっすぐなのも可愛らしいです。
群れずに一人で立ってるのが好もしいといいますか。

町で見かけるロリータファッションの子達、私は決して嫌いではありません。
男ウケばかり考えて服を選ぶ万年発情状態の子よりずっと好きですが、残念なのはかならず複数で固まって群れていることなんですよ。
その点、この小説のロリータちゃんは「私が好きだから着るの」という信念、シンプルさが好ましいです。

実はこの本、図書館出口の「ご自由にどうぞ」のリサイクルコーナーでもらったのです。
普段手に取らないタイプの本と出会えて、いいものですね。
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この表紙は映画化したときものなのね?映画も面白いかな?

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