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2015年11月 1日 (日)

SONGSスペシャル と Love Music

昨夜は音楽番組を2本見ました。
まずは「
SONGSスペシャル
時を超える青春の歌 ~作詞家・松本隆の45年~」

松田聖子さんとユーミンへのライト、すごかったですね。
中央の松本さんもついでに発光してました。皆真っ白。
強いライトでユーミンのミニスカートの中が映りそうできわどくて心配してしまいましたよ。
それはともかく。

東京っ子らしさ。優しさと繊細。松本さんの詩の魅力を改めて感じました。
「硝子の少年」が松本さん最大のヒットとは知りませんでした。てっきり「ルビーの指輪」かと思ってました。
 
キンキキッズの二人って歌上手いんですね。特に左の堂本くん。

さて、私の特に好きなミュージシャン3人の歌う
松本隆さんの詩で思い出すのは

山下達郎氏なら「月の光」。
オリジナル・ラブ なら「Hey Space Baby!」。
 

矢野顕子さんはなにかあったっけ。これは思いつかずに歌詞カードを確認しましたらアグネス・チャンのカバーとしてですが「思い出の散歩道」がありました。

「月の光」は “星の音符を電線に並べて作る 君にあげる愛の歌を” …が照れるほどロマンチックです。タツローも発表当時「宮沢賢治!」と笑ってました。

この歌には「洗い立ての生麻さ」という歌詞が出てきます。
この「生麻」という単語がとても印象的でありますが、日常会話に頻出する単語ではなく、加えて「きあさ」の「さ」と終助詞の「さ」が続くというのは歌い手にとっては表現がとっても難しいんじゃないでしょうか


でもタツローの歌は歌詞を見る前から聞くだけでちゃんと何を言っているのか伝わりました。凄いですね。松本さんも書いた甲斐があったんじゃないかな。

「Hey Space Baby!」
は “錆びの浮いた宇宙船に飛び乗り(略)
開拓星の妖精 タマネギを作って一生暮らしたいと思っちまったぜ” …小林旭の渡り鳥シリーズもかくやという世界。松本さん、こういう面もおありです。
これ聞くたびにテンガロンハットかぶってミス火星(タコ型)の腰(ってドコよ)を抱いて高らかに笑う田島氏が浮かぶんだよなぁ。

この番組、もっともっと枝葉を広げて松本さんの色んな面を取り上げて3時間ぐらいやって欲しい番組でした。大瀧詠一さんとの曲を取り上げないのは惜しい。

さて、もう1本は「Love Music」
オリジナル・ラブ名義で「ラヴァーマン」が聞けるとなると始まる前から緊張しました。まさかの「朝日のあたる道」が始まったときはテレビの前で声を上げてしまいましたよ。
 
うう。感動。

番組公式で「ラヴァーマン」と「ウイスキーがお好きでしょ」を歌うと書いてあったように思うのですが3曲収録していたのですね。いやいやフジテレビさんありがとう。

この映像、多分骨折の10日後ぐらいなんですよね。まだ辛い時期だと思うのにさすがプロ。なんだか色々感慨深くて何度も見返してしまいます。これは保存版にしよう。
お衣装も素敵でした。チェックは若々しく見えますね。

この番組は「水曜歌謡祭」を引き継いだものだとか。
ありがとうと言ったすぐ後に申し訳ないですが、司会とゲスト、さくっと削って音楽だけ畳み込んだほうが番組公式にある「音楽フェス」感が出るような気がしますぜ。

そうそう、chayさんの歌、「また逢う日まで」が始まるのかと思ってしまった…。すいません、余計な一言でした。


※コレを書いてからしばらく経って気づきました。 「Hey Space Baby!」の 「タマネギを作って一生暮したい」のトコはなんでタマネギ?牧歌的な表現?と 思っていたんだけど、もしかしたら「火星の人」をパロっているのか? 松本先生、鈍くてすいません。SFには疎いんです…。

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