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2015年7月 2日 (木)

サイン本にあれこれ想像

古本屋さんの棚を眺めているときに、小池真理子さんのご本を見つけました。
小池さんの著作は色々と読んでいますが、これは未読です。
背表紙からして見るからに美本で、つい手に取りました。

「虹の彼方」。パラパラと中を確認しましたがやはりまだ読んでいません。ハズレのない作家さんなので安心して買って帰りました。
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さて、自宅で改めて手に取ってビックリ。サイン本だったのです。
この本はどういう経緯を経て私の手元にやってきたのでしょうか。つらつらと想像してしまいました。

まず、著者の謹呈しおりがはさんでありました。
新刊が出るときに、作家さんの手元には出版社からまとまった数の本が届けられるそうです。そのときに「謹呈」と書いたしおりもセットとなっていると聞いたことかあります。
実際、私の家族がある出版にかかわったときにも同じ流れで本としおりがダンボールで届いていた記憶があります。
どうやら書店でのサイン会でもらったものではなく、小池さんご自身からの献本だったように思われます。

サインの日付は2006年5月27日。
この本の発行日は4月30日。実際店頭にはもう少し早く並ぶ気がします。
執筆するにあたっての取材関係者や、日ごろお世話になっていて一刻も早く読んでいただきたい方に第一陣を送り、その後もう一息ついたタイミングでのサインかなと思いました。
もっとも売れっ子作家さんなので、忙しくて世に出回る前に贈る機会を逸しておられるかも知れず、この推理は当たっているかどうか不明ですね。

で、写真では隠しましたが、なによりも贈られた人のお名前が書いてあります。
…あまり品のいいことでは無いと思いつつ、興味が勝ってしまい、贈られた人のお名前を検索してみました。
そう多くない苗字、平凡な女性名。
いくつかヒットした中で、小池さんとかかわりがあっても驚かない、ある程度の社会的地位とお名前ををお持ちの関西で活躍しておられる方。
この人かな?と思う人が存在しました。

元の持ち主は多分大量の本が回りにあるお仕事かと思います。
どんどん処分なさるときに混じったかな。
しおり紐の状態から見ても、多分読んでませんね。
Img_3088
ちなみに買ったのは有名全国チェーン古本屋さんではありません。大阪の老舗古本屋さんです。
めぐりめぐってご縁を経て私の手元にやってきた贈呈本。
読書の楽しみより先に、想像の遊びを届けてくれました。

しかし美人は字も美しい。落款もきりりと上品であります。

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