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2015年6月13日 (土)

ホームから転落

JRのホームで電車を待っていた時のことです。
背中側のホームに特急が入ってきてしばらくした時、悲鳴のような猫のような甲高い声が聞こえました。
非常事態って肌で分かるというか、「何か起こった」というのを瞬時に感じるのですね。私以外の人も、例えば女の子の嬌声とかとは違うと感じたのか振り向きました。

特急から降りてきた家族の中の子供が電車とホームの隙間に落ちたみたいでした。
私はその特急がすぐに折り返し運転するのを知っていたので、すぐに電車を止めなきゃと非常ボタンを押すことに発想が及んだのですが、その時にはもう、大声で駅員さんに知らせる人、持ち物を振り回して有事を知らせる人がいてくださり、非常ボタンの出番はありませんでした。
後から思ったのですが、あのボタンって押したら全線止まるのでしょうか。十数ホームある大きな駅です。人命がかかっていることとは言え、すべてストップすることを想像したらオオゴトですね。

ご家族は多分、落ちた子供から見てお爺ちゃんとお父さん、お母さん、お兄ちゃんと本人の一行のようでした。荷物が多く、特急から下車したこともあり観光地からの帰りかなと思いました。
人波が出来つつある間から見えたのですが、お爺ちゃんが電車とホームの隙間に上半身を逆さに差し入れ、お父さんがそれを手助けして、おそらく子供さんも手を伸ばせたのでしょう、すぐに引き上げられて事なきを得ました。泣いているけど、びっくりしただけで怪我はなさそう。
一人目の駅員さんがすぐさま駆けつけ、続いてあと二人走ってきました。ものすごいスピードできてくださるものですね。頼もしいです。

様子を伺っていた人たちもひと安心ですぐに人だかりはほぐれ、お爺ちゃんとお父さんも駅員さんに事情を聞かれ、結論から言うと何もなくて良かったねというひとコマだったのですが、それにしてもよくどこにも引っかからずにストーンと落ちるものなんですね。
2~3歳のお嬢ちゃんに見えたのでそれなりの大きさがあるんですが、体が柔らかいのも良かったのかもしれません。
事故って日常の中で本当に一瞬のうちに起こるものなんだなと思うとゾッとしました。

ちょっと気になったのはお母さん。
引き上げられた時こそ子供を抱いていましたが、そのあとはもうすぐに手を離して淡々としているんです。
お爺ちゃんたちと駅員さんの話に加わるわけでもなく、周りの人にお騒がせしましたでもなく、かといってパニックになっているわけでも恥じ入っているわけでもいたたまれないわけでもなくまさに「淡々と」そこにいる感じ。

子供さんは怖い目にあった直後なんだから、抱いてなくてもせめて手くらい繋いであげたら良いのになと思ったのでした。、お母さん、あまりのことに放心状態なのかなと思いたいのですが、その割りにどうやらスマホは手放せないご様子だし…ちょっと不思議な感じがしました。
あ、5~6歳のお兄ちゃんは興奮したのか戦隊モノのまねをして騒いでました。こちらは状況がよく分からないのかな。ちょっと苦笑。

それにしても駅員さんってこういう時、色々と話を聞き取るものなんですね。ご家族は解放されぬままでけっこうな時間をかけていました。

なんでそれを知っているのかというと、私の乗る予定だった電車は、この出来事で止められて到着せず、私はホームで待つしかなかったというワケ。トホホ。

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