シネマ歌舞伎「らくだ」「連獅子」
今日はなんばパークスシネマで「シネマ歌舞伎」を観てきました。
「らくだ」と「連獅子」の2本立てです。シネマ歌舞伎を見るのはずいぶん前に梅田で「鼠小僧」を観て以来です。
平日の昼間、そこそこの混み具合で客層は歌舞伎の舞台を観るときと同じ。
チラシや案内が「連獅子」→「らくだ」となっていたのでその順番だと思っていたのですが、なぜか「らくだ」から。
わーっと笑っておしまいのほうが気持ちいいので、先に「連獅子」の方がいいと思うのですが、なにか映画館側の理由でもあったのでしょうか。
以前落語ファンの関東の方と話をしたときに、「らくだ」はブラックでえげつない感じが好きじゃないと言っておられました。が、歌舞伎は視覚で楽しめる分どぎつさが緩和されるみたいですし、演者が三津五郎さんと勘三郎さんと来たら愛嬌があってブラックな感じはあまりしません。
ただただ楽しく笑って観ました。ご一緒した人が予備知識ナシだったのですが涙を流して笑ってくださり、それもなんだかうれしくなりました。
大昔、勘九郎さんだったときに中座で拝見したことがあります。
古い小屋がドッカンドッカン笑いで揺れるようで、役者さん達も楽しそうでした。いい思い出です。中座ではそんなことが何度もありましたね。
「連獅子」は山田洋次監督と聞いて、どんな感じかなと思っていたのですが、ちゃんと観たいものを見せてくれ、普段観られないものも織り込んで、でもやりすぎによるストレスなどはないというまっとうなものでした。
奇抜なことをしていたらいやだなと思っていたので安心。
この2本の組み合わせ、勘三郎さんという役者さんの愛嬌も品も技量も格好良さも味わえて、憎いセレクトです。
勘三郎さんが亡くなってしばらくの間、喪失感が大きくてなにを見るのも辛い時期があったのですが、今日は素直に楽しめ、「惜しい」と思うことができました。
それにしてもシネマ歌舞伎、いい椅子で、気持ちよい空調で、ふらっと気軽に2時間だけ安価に綺麗な映像を楽しめる、これ中々いいですね。
また行こうと思います。
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