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2014年3月 2日 (日)

島崎今日子 さん

朝日新聞に時々載るテレビ評が小気味良くて大好きになったライターさんです。
媚びずに鋭く、理解しようという気持ちに溢れた文章はなんども読み返してしまいます。
「よくぞこれを言ってくれた」とうれしくなることも度々で、ぜひ過去のものもまとめて読みたいものだと思うのですが、放送しては消えていくテレビというものをテーマにしていると、時間が経ってから読み返すというのは難しいのか、出版されていなくて残念です。Img_1695

この2冊は主に雑誌アエラに連載の「現代の肖像」をまとめたもの。
各界で生きる女性たちをルポしたものです。
甘えが無く、臭みも無く、冷静な筆致から浮き上がってくる人物像に引き付けられ、細部にわたって取材したものを惜しげもなく削ぎ落としてこの形になったんだろうと推察します。
うーん、かっこいい。好きだわ。

女性たちの中に一人だけ、坂東玉三郎という男性が入っていて織物のネップのようなアクセントになっています。
玉三郎丈は役の上で常に女性を演じて来て
(たまに立役もするし、ナスターシャのムイシュキンのようなお役もありますが)
「女性」というものを常に分析している人だからかなと。

しかし「この国で女であるということ」というタイトルは怖い。
私にフェミニズムのケがあまり無いので少々腰が引けます。副題くらいにとどめておいてくださるとありがたい。

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